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アンデルセンも通った250年の歴史を持つカフェはまるで美術館!

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普通のカフェとはワケが違う!歴史と伝統が漂う「Antico Caffè Greco」

スペイン広場の目の前にあるコンドッティ通り。PRADA、GUCCI、BVLGARI…イタリアの有名なファッションブランドが立ち並ぶその通りに有名なカフェテリア「Antico Caffè Greco」があります。オープンしたのはなんと約250年前!250年前ということは、このカフェテリアはフランス革命やペリーが日本に来航するずっと前からあったことになります…!オープン当時は著名人が集まり、小説の執筆や音楽作曲をしていたそうで、今も世界各国から著名人が訪れる場所となっています。

そんな歴史と伝統が漂う「Antico Caffè Greco」に行ってみました!

現在、重要文化財に指定されている建物内にあるこのカフェテリア、普通のカフェテリアとは少し違うんです。

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©George Terezakis

さすが文化の街、ローマ。カフェでこの内装クオリティです。美術館に迷い込んだかと見紛う豪華な美術品アンティーク家具の数々…イタリアの文化と時代をたっぷりと感じることができるインテリアです。店内に飾られた無数の絵彫刻は、自由に観覧することができますので、じっくり鑑賞したい方は人が少ない午前中や、昼食時間中に来ることをお勧めします。

実は内装だけではなく負けじとゴージャスなのが、お値段…イタリアで一般的に飲まれているカプチーノは、ローマ中心地のカフェテリアなら2€くらい、中心地を離れれば、1€で見つけることができます。それが、ここでは9€!!!オレンジュースに至ってはなんと12€!!!

しかし、こんなカフェテリア、イタリアでもそうそう見つけることはできません。美術館に来たと思えば安いものでしょうか?

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並んでいる種類豊富なデザートと一緒に楽しむ事もできます。
©Richard, enjoy my life!

内装やメニューだけじゃない、他にもまだあるオススメの理由

余談ですが、イタリアでは珍しい綺麗なトイレも完備!やっとイタリアで綺麗なカフェテリアのトイレに出会いました!!!!普通は便座もないのに、こちらはちゃんと便座があります!笑

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個人的にはウェイターさんが美男美女揃いだったことも大きなおすすめポイントです!笑

付加価値だらけの「Antico Caffè Greco」で、様々な楽しみ方を。

このカフェができた1760年には、お店の目の前のスペイン広場や、ローマの有名なコロッセオ、改造前のトレビの泉などの遺跡は既に存在していました。「マッチ売りの少女」や「みにくいアヒルの子」でも有名な小説家ハンス・クリスチャン・アンデルセンも、このカフェテリアで「即興詩人」というロマンチック恋愛小説を執筆したと言われています。現代の私たちのように、この雄大な遺跡をながめてイタリアの若者たちのアモーレ(愛)を感じながら、インスピレーションを膨らませていたのでしょうか。この「即興詩人」は森鴎外の翻訳によって、日本でも親しまれていますが、彼の作品を持ち寄ってこのカフェを訪れてみるのも、またおもしろい楽しみ方かもしれませんね。

Written by Hikari

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