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イタリア人と寿司パーティをしてみた!

1か月前、私はローマへ移住することになりました。到着翌日から、ローマで暮らすイタリア人の彼氏の両親・家族・親戚へ挨拶回り。彼の叔父さんの家へも伺いました。

「久しぶりー!元気ー?飛行機はどうだった?」
お決まりの会話に続いた叔父さんの二言目は

「それで、寿司パーティいつやる?」

…じゃあ、再来週あたりにします?
ということで、急遽イタリアで!イタリア人と!イタリア流儀溢れるお寿司パーティを開催しました!

1.イタリアでお寿司の準備

パーティ前日、まずは買い出しです。イタリアでお寿司の材料を揃えるためは、なかなかの困難が待ち受けています。

最初の難関は生食できる魚の仕入れ。これが案外ローマでは難しいのです。生魚を食べる習慣があまりないローマでは、スーパーに行っても限られた魚しか手に入らないので、足を伸ばして隣町の魚屋さんまで出向きました。

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案外そろってる!
イタリアでは1kg単位で購入が可能。ちゃんと値段交渉もした上で、3kg(!)のマグロを始め、サーモン、タイ、スズキ、エビをゲットしました!

もう一つ難しいのがお米寿司酢です。
これは寿司職人の友人も言っていたのですが、欧州産のお米は日本のように甘くありません。つまり、もともと白ご飯として適したお米は育ちづらいようです。確かによく考えてみると、イタリアでの米の用途はリゾットが主です。確かに、お米の甘さは必要ないですね。とりあえず輸入店で、欧州産のコシヒカリと聞いたことのないメーカーの寿司酢をなんとか調達、このお米でお寿司作りに挑戦することにしました!

2.イタリア人とお寿司を作ろう!

叔父さんを含め、イタリア人2人、日本人2人で調理開始。炊飯器でお米を炊いて、酢飯にして、魚を切って…黙々と作業を続ける中、叔父さんの息子から素朴な質問が。
「寿司職人になるのに、なんでそんなに年月が掛かるの?米を握って、魚のせるだけでしょう?

…確かに、料理工程自体は単純。グラタンやケーキの方が作業工程は複雑。でも、寿司のように素材の味を活かすための単純な作業であればあるほど奥深く、職人の培った技術が大切。イタリアではそんな感覚があまりわからないのかもしれません。

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258個の握り寿司、64個の巻き寿司、6個の手巻き寿司、お寿司以外にも刺身、天ぷら、魚のスープが出来上がりました!調理にかかった時間、なんと8時間…!それにしても13人にしては多い気が…さすがイタリア人、よく食べます。笑

3.イタリア人の寿司の好み

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イタリア人の一番好きな寿司ネタは、なんといってもサーモン!

日本でもそうですが、サーモンは基本的に北欧から輸入します。日本より近い分、新鮮でおいしい~!日本のサーモン握りとは違う! マグロより人気になるはずです。

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そして日本ではあまり馴染みのない、フィラデルフィアロールが人気!アメリカ発祥で、フィラデルフィアクリームチーズとサーモンを一緒に裏巻き(海苔を内側・酢飯を外側に巻く方法)で巻いてあります。
日本ではもちろん・世界的にも人気のフィラデルフィアクリームチーズ。このチーズが案外、醤油にマッチしていておいしいんです!
基本的にイタリアのどこのお寿司屋さんでもメニューに載せてあります。
これは日本ではお目にかかれないですね…やっぱりイタリアではお寿司でもチーズが大人気です。

そして一緒に頂く酒はやっぱり、日本酒ではなくワイン。笑
お寿司の好みや食べ方に、イタリアならでは感が随所に感じられますよね。

イタリアではお寿司が一般的に普及し始めたのは、約8年前から。(最近!)それに比べて日本では1000年以上前からお寿司が存在していました。
とすると、イタリアの寿司文化はまだ産まれたばかりの赤ん坊のようなものです。フィラデルフィアロール、カリフォルニアロール、裏巻など、お寿司は其々の国の食文化に合わせて独自の進化を遂げています。
産まれたばかりの赤ちゃんが、小学校に行って、中学校に上がって、大学に入学して…これからのイタリア寿司文化の成長と発展が楽しみですね。

Written by Hikari

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