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冬にぴったりの「けんちん汁」実はあの県の郷土料理だった!

冬にぴったりの「けんちん汁」実は○○県の郷土料理だった!

光り輝く東京の近くにある、ちょっと地味?な、あの県

東京の南に位置する神奈川県ですが、多くの人にそのイメージを聞くと、「神奈川?横浜があるところ?」「ぶっちゃけ何があるのかよくわからない」などなど、聞かなきゃよかったと思う意見ばかり……。そう、地味な場所です。神奈川出身者ですら、「だいたい、横浜のイメージでしょ」「最近は、湘南や鎌倉、江の島のイメージじゃない?」とうっすらとした魅力しか思い浮かばず……。そんなことないはずだ!きっと神奈川にも他県に負けず劣らず、素敵な魅力があるはずだ!!
今回は、生まれも育ちも神奈川県!なエダマメが、神奈川県の新たな魅力をお伝えします。

けんちん汁って、知ってる?

神奈川県民なら、誰しもが知る「けんちん汁」
ネギや里芋、にんじんなどの野菜をごま油で炒め、油揚げを入れた後、だし汁やしょうゆなどで味付けをして、「くずした豆腐」を入れて煮込んだ、寒い冬に嬉しい具だくさんの汁ものです。お椀に入っている様子は、豚汁にそっくりなのですが、豚汁とは異なる部分がたくさんあります。

1.野菜をごま油で炒めるか否か

けんちん汁は、必ず野菜をごま油で炒めます。このごま油の風味が、より良いけんちん汁を作るのに大事なのだとか……。

2.味付けが違う

豚汁は、冬にぴったりな味噌で味付けをするのに対し、けんちん汁は醤油で味付けをします。

3.肉が入らない!

豚汁は、読んで字のごとく、「豚肉」を入れますが、けんちん汁はもともと精進料理だったため、肉類を入れることはNGなのです!

4.ダシが違う

先ほど言ったように、けんちん汁は精進料理のため、だしも「昆布」や「椎茸」からとったものを使います。豚肉のだしが効いた豚汁とは違い、味気ないのでは?いえいえ、そんなことはありません。優しい味わいは、体だけじゃなく、心にまで染み渡るのです!

冬にぴったりの「けんちん汁」実は○○県の郷土料理だった!

具だくさんなけんちん汁!

冬にぴったりの「けんちん汁」実は○○県の郷土料理だった!

こちらも具だくさん!な豚汁。見た目はほぼ、同じ……

けんちん汁は、その場しのぎで生まれた!?

さて、本題。けんちん汁の発祥地は、神奈川県、北鎌倉なんです。え、本当?こじつけじゃないの?と疑うことなかれ!れっきとした由来があるのです!

昔々、全国から修行僧が集まることで、有名な北鎌倉「建長寺」で大きな法要が開かれることになりました。しかし、あまりに多くのお客さんが来てしまったため、豆腐が不足する事態に……!そこで、料理をしていた修行僧の一人が、「豆腐を崩して使えばいいじゃない!」とひらめき、たくさんの野菜と一緒に煮込んだものを出すことにしました。すると、この料理が評判に!このことから、「建長寺汁」と名付けられました。それが、たくさんの人に伝わる過程で訛りが出て、現在の「けんちん汁」となったとされています。僧侶がその場しのぎので作った料理が、まさか現代でも愛されることになるとは……。神奈川すごいぞ!

けんちん汁

これはけんちん汁!

地味とはもう言わせない!神奈川だって、ヤミー!な街

神奈川出身の私ですら、郷土料理だとは知らなかったほど、ポピュラーな食べ物として普及した「けんちん汁」。寒い時期にぴったりな「けんちん汁」をはじめ、他にも「かんこ焼き」「横須賀海軍カレー」など、神奈川の郷土料理や発祥の料理はたくさん!東京から電車で30分も揺られれば、たどり着くことができる神奈川県!ぜひ、あなたの舌で、神奈川のヤミー!な郷土料理を味わってみてください!

Written by エダマメ

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