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ラオスのアヒル料理は一物全体 グリルと一緒に頂くのは、〇の冷スープ

高級食材アヒルは、タイとラオスで食べ方がまるで違った!

普段はタイで暮らしているわたしですが、ラオスに滞在している時に、いやに客入りが良く賑やかな店を見つけたので飛び込みで入ってみました。お客さんたちのテーブルを覗いてみると、何やらグリルした肉を食べているようです。通りに面した調理場でそれを見つけたので、何を焼いているのか聞いてみました。答えて曰く「ペッ(ト)」。え?斎藤さんかな?と思ったんですが、「ペッ(ト)」というのは「アヒル」という意味なんですね。

アヒルはタイで食用として広く普及しています。華僑系の文化でしょう、北京ダックはタイでも高級料理として知られます。家庭でも作ることができますがとにかく手間がかかるので、一般的にアヒルは麺類もしくはガパオごはんの具にしてしまいます。

そんなアヒル。ラオスで出会ったら、素焼きでグリルされていました。これは斬新でした。一皿350円程度です。

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シンプル・イズ・ベスト!

お肉はジューシーで香ばしい香りがしていて、なによりなんとも深いコクのある味がビールにぴったりです。普段あまりお酒は飲まないのですが、ラオスのラガービール「ビアラオ」は個人的に世界一おいしいラガービール、と思っていることもあり、たまらず注文。

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突き出しとして供されるのがインゲンと青生唐辛子にライム、味付けは「ガピ」と呼ばれるエビをすりつぶした発酵食品。何とも言えない深みのある味を楽しめます。ちょうど、日本のキュウリ+味噌みたいな感覚ですね。においがきついので慣れないと抵抗があるかもしれません。チャレンジ精神のある方、ぜひ試してみてください。

知らぬ間に注文していた、一物全体を体現する珍メニュー

さらに珍しいのが、アヒルの血の冷スープ。正直言って初めて見たとき、………、と思いました。おまけに頼んだ覚え、ないし…。この時をきっかけにこの店には何度か通ったのですが、毎回頼んだつもりないのにこのアヒルの血の冷スープが出てきました…。

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わたしは「アヒルの肉焼き」を頼むのに「ヌアペッ(ト)」とタイ語で注文していました。というのも、ラオスのテレビ番組はタイからの輸入なので、ラオスの人々はタイ語を理解することができます。そのため、ラオス語を話せないわたしでも大体6、7割程度はタイ語だけでなんとかコミュニケーションが成り立ちます。後から知ったのですが、タイ語では「ヌア」=肉、「ペッ(ト)」=アヒル、という意味なのですが、ラオス語では肉は「シー」というらしいのです。どうやらわたしの言っていた「ヌア」がラオスの人には「ルアッ(ド)」=血に聞こえていたのではないか、というのが、頼んだつもりのない血の冷スープが出てきた原因だったようです。

アヒルの血の冷スープ、見た目は文字通り鮮烈ですが、そもそもほかの動物の命を頂いているのですから、一物全体、余すことなくいただくのも一つの礼儀かもしれません。と思って食べてみるとこれが意外に美味(意外で失礼)。豆や香草、ニンニクなどで味付けしてあって全く臭みがありません。おまけにスタミナ抜群です。

シンプルにグリル、シンプルに冷スープ。これも一つのソリューションかもしれませんね。

Written by 元ジェット

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