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臭いけど美味しい!?『もやしもん』から垣間見る発酵食品の世界!

菌が目で見える大学生が主人公『もやしもん』

『もやしもん』という作品をご存じでしょうか?
『イブニング』・『月刊モーニングtwo』にて連載されていた石川雅之さんによる漫画です。2007年・2012年にフジテレビのノイタミナでアニメ化、2010年には中村優一さん主演で実写ドラマ化されました。

臭いけど美味しい!?『もやしもん』から垣間見る発酵食品の世界!

©「もやしもん」製作委員会

『もやしもん』の舞台は、「某農業大学」。物語は、菌を目で見ることができるという不思議な力を持った主人公・沢木惣右衛門直保(さわき そうえもん ただやす)の大学入学から始まります。沢木は、ひょんなことから祖父の知り合いだった樹慶蔵教授のゼミの一員となり、常にボンテージを身に付ける院生・長谷川遥や、密造酒を作る先輩・三里薫と川浜拓馬など個性的な樹ゼミの面々と共に、様々な経験を通し成長をしていきます。

臭いけど美味しい!?『もやしもん』から垣間見る発酵食品の世界!

主人公の沢木惣右衛門直保
©「もやしもん」製作委員会

アザラシのお腹にウミドリを詰めたキビヤック

この作品の魅力のひとつが、沢木の目にだけ見える、オリゼーソーエといった可愛らしい菌達空気中をフヨフヨと浮いている姿がなんとも愛らしいのです…

臭いけど美味しい!?『もやしもん』から垣間見る発酵食品の世界!

©「もやしもん」製作委員会

臭いけど美味しい!?『もやしもん』から垣間見る発酵食品の世界!

©「もやしもん」製作委員会

この菌達と共に登場するのが、『もやしもん』と切っても切れない関係にある様々な種類の「発酵食品」。中でも印象的だったのが、アニメ1話に登場する「キビヤック」アザラシのお腹の中にウミドリを詰めた料理です。

臭いけど美味しい!?『もやしもん』から垣間見る発酵食品の世界!

©「もやしもん」製作委員会

見た目のグロテスクや画面から伝わる異臭はもちろんですが、樹慶蔵がウミドリの肛門からジュルジュルと内容物をすする様はまさにホラーそのもの。

臭いけど美味しい!?『もやしもん』から垣間見る発酵食品の世界!

©「もやしもん」製作委員会

臭いけど美味しい!?『もやしもん』から垣間見る発酵食品の世界!

©「もやしもん」製作委員会

「そんな料理あるの?」と疑ってしまうような見た目ですが、漫画の創作でなく、立派に現実に存在する料理なんです。この「キビヤック」は、カナダのイヌイット民族が作る伝統的な発酵食品です。アザラシの内容物を全て取り出したあとにウミドリを入れ、長期間保存することで完成するのですが、その臭いはすさまじく、くさやよりも臭いのだとか…!とはいえ、匂いさえ気にしなければ、味は非常に美味しいようで、その味の虜になる人も少なくありません。どんな味なのか、怖いもの見たさで食べてみたい気もします。

メキシコ由来の甘いお酒・プルケ

『もやしもん』に登場する発酵食品の中でも、特に出番が多いのが「お酒」。どぶろくに泡盛、ワイン、果ては大ヒット中の映画『君の名は。』にも登場する口噛み酒まで…様々な種類のお酒が登場します。個人的に美味しそうだなと思ったのがプルケ。リュウゼツランの樹液で作るメキシコのお酒です。作中では主人公・沢木の先輩である川浜が、学内のリュウゼツランの樹液を勝手にとってプルケを作ってしまい、停学になるというオチも…(笑)

臭いけど美味しい!?『もやしもん』から垣間見る発酵食品の世界!

こちらは三里薫と川浜拓馬が日本酒を密造しているシーン(笑)
©「もやしもん」製作委員会

メキシコ由来の甘いお酒・プルケ

このプルケを樹ゼミの面々が収穫祭で販売しているのですが、飛ぶように売れていきます。どんな味なのか非常に気になるところですが、発酵が進むのが早いため、日本では入手困難とされているようです。メキシコに行くしか飲む手段がないというのは残念ですね…。飲んだ人によると、甘酒のような味わいなのだとか。ますます飲んでみたくなりました。

Pulque

世界各国の発酵食品について学べるもやしもんですが、2014年3月に連載が終わり、現在、単行本・全13巻が発売中です。作中では発酵食品やお酒について詳しく説明をしてくれるので、楽しみながら発酵食品について学ぶことができます。もやしもんを通じて、発酵の世界を覗いてみてはいかがでしょうか?

Written by kinokonoki

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