【作ってみた】『深夜食堂』のナポリタンで深夜めし 罪悪感は最高のスパイス
ナポリタンの材料(1人分)
パスタ 100g
タマネギ、ハム(今回はサラミで代用)、ピーマン お好みで
ケチャップ 大さじ3~
しょうゆ 少々
作中で「ナポリタンの具はハムとタマネギ、洒落た店じゃマッシュルーム、それから必ずピーマンが入ってたもんさ。」と、マスターが一人語りしている。残念ながら筆者の住む家は洒落てもなんでも無いので、マッシュルームは入れなかった。更に、冷蔵庫内には酒の肴用のサラミがあったので、ハムのかわりに入れてみた。
ナポリタンで重要なのは、あのコシのないむっちりとした麺である。喫茶店などでは、一度茹でた麺に油を絡ませ、一晩寝かせるらしい。でも今回はすぐに食べたい。ということで、長めに茹でたパスタをザルにあけたら、サラダ油を絡ませて数分置いてみた。
フライパンで切った材料をしんなりするまで炒め、ケチャップを投入し、しばらく中火で火を通す。ケチャップはじっくりと加熱することで、酸味が丸くなり味に深みが出るそうだ。
その後寝かせておいた麺をほぐしてからフライパンに入れて、強火でサッと炒める。ここで”追いケチャップ”をして、再び炒めて完成!
まずは何もかけずに一口。麺は数分置いただけだが、もっちり感が出ていてボリューミー。しっかり炒めたケチャップはトマトの旨みが凝縮されていた。ハムのかわりに入れたサラミが、肉の旨みを補っていい仕事をしている。タバスコ、粉チーズをたっぷりかけたら、皿の上が空になるまで時間はかからなかった。
『深夜食堂』でナポリタンを食べたイタリア人の彼は、落語家として日本で修行を始めた。しかし、その後故郷の姉二人に強制的にイタリアに連れ戻されてしまう。それでもイタリアで落語家として活動し、ナポリタンをテーマとした落語を演じている、という後日談があった。異国の地で食べた料理で人生が変わった、という話は現実にはどれくらいあるのだろうか。いつかそんな衝撃的な料理に出会ってみたいものである。
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深夜食堂 1 (ビッグコミックススペシャル)
安倍 夜郎
▼第1話/赤いウインナー▼第2話/きのうのカレー▼第3話/猫まんま▼第4話/しょうゆとソース▼第5話/牛すじ大根玉子入り▼第6話/納豆▼第7話/焼き海苔▼第8話/たらこ▼第9話/カツ丼▼第10話/ナポリタン▼第11話/ポテトサラダ▼第12話/キューリのぬか漬け▼第13話/スイカ▼第14話/ラーメン▼箸休め/カツカレー
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