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【WHOが世界にすすめる離乳食「補完食」について】

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小児科医ののびです。

 

「補完食」という言葉を聞かれたことがあるでしょうか?

 

主に母乳で育てている赤ちゃんを対象に考えられているものですので、離乳食と混同されることがあります。

 

今回は、補完食とは何か、離乳食とどう違うのか、そして補完食の実際について、ご紹介します。

 

補完食は母乳を補う食べもの

(出典:sam moodyによるPixabayからの画像)

 

世界保健機関(World Health Organization: WHO)によると、補完食(complementary feeding)とは、「母乳に加えて他の食物を与えること」とされています。

 

つまり、母乳を止めていくことを目的としている離乳食とは、考え方が異なります。

 

ただ実際は特別なものではなく、母乳の大切さを尊重した結果生まれた考え方と言っても良いでしょう。

 

WHOによると、生後4〜6か月はできるかぎり母乳のみで育てること。

 

そして母乳のみでは体重が増えない、あるいは母乳をあげてもすぐに空腹になるような場合は生後4〜6か月で補完食を始め、母乳だけで十分育っている場合は生後6か月あたりから開始することが推奨されています。

 

そして2歳くらいまでの時間をかけ、補完食を増やしていきます。

 

補完食は母乳の何を補うの?

(出典:Dimitris VetsikasによるPixabayからの画像)

 

母乳では不足しがちなエネルギー、鉄分、ビタミンやミネラルを補うことが目的です。

 

特別に準備しても構いませんし、普段大人が食べているものを赤ちゃん用に手を加えても構いません。

 

赤ちゃんは成長するに従って必要となるエネルギーや栄養素の量が増えますが、逆に母乳はこれらが減っていきます。だから「補って完成させる」必要があるのです。

 

また特に鉄分は生まれる前の蓄えがなくなり、かつ母乳からも十分得ることができませんので、食事から補う必要があります。

 

補完食は何をあげたらいいの?

(出典:泊悦 によるPixabayからの画像)

 

WHOによると、まずは主食が勧められています。日本であれば、お米を中心にします。もちろんお粥ですが、薄くなりすぎないようペースト状にすることが勧められています。

 

また主食に加えて、

・豆類や種実類(ナッツ、大豆、ゴマなど:

・動物性食品(肉、魚、レバーなど)

・緑黄色野菜や果物

なども一緒に食べることがおすすめです。

 

最初はペースト状から始めるのは、離乳食と同じです。

 

1日数回程度、スプーン小さじ1〜2杯からスタートし、徐々に品目と全体の量を増やしていきます。

 

もし準備が大変であれば、市販の離乳食を加えても全く構いません。

 

楽しみながら、赤ちゃんのペースに合わせましょう!

最初は興味もなく、なかなか食べないかもしれません。

 

でも焦らず、楽しみつつ、赤ちゃんのペースで進めていきましょう。

 

もし自分で口に入れたがるようであれば、大きいものを入れてつまらせることがないように注意し、あとは赤ちゃんに任せても構いません。これは「赤ちゃん主導の離乳食」という考えにもつながります。

 

なお、様々な事情で母乳をあげることができない方もおられるかと思います。その場合も、同様にミルクで不足する栄養素を補う気持ちで、補完食に取り組んでみてください。

 

(参考文献:補完食:母乳で育っている子どもの家庭の食事. 世界保健機構, 日本ラクテーション・コンサルタント協会

https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/66389/WHO_NHD_00.1_jpn.pdf?sequence=2

 

ライター のび

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