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【閲覧注意】栄養たっぷりでサプリ代わり!?昆虫を食べてみた。

蚕のさなぎ篇/見た目はビジュアル系、ジューシーで栄養満点

続いては蚕(カイコ)のさなぎです。昆虫が好きな筆者ですが、実は蛾が苦手。しかし素揚げで調理された蚕のさなぎは、何といってもビジュアル的にインパクトがあります。このさなぎが後にカイコガに羽化するのか、と思うと卒倒しそうになります。

#カイコガ #虫嫌い注意 #可愛い #もふもふ #触りたい

@ko_chyanが投稿した写真 –

羽化したカイコガ

はじめて食べるには、正直勇気がいるビジュアルです。オーダーした料理が運ばれると、筆者の周囲の客はそのビジュアルに確実に引いていました。
さなぎの段々になった腹部が油で焦げ、その焦げが、黒いボーダー柄の服を着た太ったおっさんのように見えて、なんだか愛おしくなってきました。

【閲覧注意】栄養たっぷりでサプリ代わり!?昆虫を食べてみた。

噛んだ直後の感想は、ジャガイモに似た素朴な味。そこに旨味が加わって、とてもおいしく感じられました。硬い外皮を噛み砕き、ジューシーな肉とまるで出汁のような体液が旨味がとなって口中に広がります。その肉は、鶏卵の黄身に味がよく似ています。

蚕のさなぎは「さなぎ3匹で鶏卵1個分の栄養がある」といわれています。
実は蚕は、カイコガに羽化した後、何も食しません。卵を産みその生涯を終えるまでの“一生分のエネルギー”を、さなぎの段階までに蓄えているのです。戦時中の日本では、さなぎの肉は貴重なタンパク源で、栄養補助食品とされていたほどです。

【閲覧注意】栄養たっぷりでサプリ代わり!?昆虫を食べてみた。

昆虫でがん予防!?昆虫食の栄養価とは?

2013年に国連食糧農業機関(FAO)が発表した報告書には、今後の人口増加に伴う手段として、昆虫食を推奨している、という内容が書かれています。FAOが定めている「食料分析データシステム(INFOODS)」をもとに、昆虫の栄養価をご紹介します!

まずは、タンパク質の割合を比較してみます。
タンパク質は、100グラムあたりの牛肉肩ロースが56%、鶏肉胸皮つきが52%、豚肉肩ロースが72%であるのに対し、コオロギは64%、トノサマバッタは67%です。昆虫は高タンパク質であることがわかります。

実は昆虫は、牛肉や鶏肉などに比べて、ビタミンB群やミネラルの含有量がはるかに多いのです。さらに、牛肉や豚肉などに比べ、はるかに低脂肪なのです!これから、栄養補助食品としてコオロギやトノサマバッタを成分とした「昆虫サプリ」が生まれるかもしれませんね。

また、日本の伝統食材である蚕やイナゴは、リノレン酸などの不飽和脂肪酸を多く含んでいます。リノレン酸からは、魚油などに含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が合成されます。
EPAには、血栓予防効果があり、DHAには大腸ガンや乳ガンのリスクを軽減し、アレルギー症状を抑制する効果もあるのだとか……。最新の研究結果から、認知症やうつ病にも有効にはたらくといわれています。

世界では、昆虫食を科学的に学問する「昆虫食学」という新たな試みが始まっています。昆虫食学では、養殖などの加工技術や栄養学だけでなく、採集から調理、食べるまでの一連の行為まで、その研究範囲はとても広いのです。

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