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実は製法がカギ?!長野県の郷土料理「おやき」は個性豊かな県民食!

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長野県を代表するローカルフードのひとつ「おやき」。

以前は旅行で食べたり、おすそ分けでいただいたりと、なんだかんだで食べる機会があったのですが、最近食べていないことにふと気づきました。

そうなったらもう一気におやきの口です。

せっかくなので、今回は長野県の「おやき」について調べてみました!

おやき

(出典:写真AC)

 

「おやき」ってどんな食べ物??

ご存じの方も多いかもしれませんが、まずはおやきについて説明を。

おやきとは、小麦やそばの粉を水で溶いて練った生地で、野菜などのあんを包んだおまんじゅうのようなもの。

中身は定番の野沢菜やあんこをはじめ、なす、かぼちゃ、切り干し大根、きのこ…とバリエーション豊か。

大きさもかわいい小さめサイズから、ずっしり重い大きめまでとお店によってさまざまです。

おやき

(出典:写真AC)

 

おやきの歴史は古く、長野県にある縄文時代の遺跡からは、粉を練って焼いた跡が発見されています。

さらに長野県の山間地では寒い気候から米が育ちにくく、代わりに小麦やそばを栽培していたこともおやき文化の追い風になったようです。

 

実は作り方に派閥が?!

実はこのおやき、作り方がいくつかあることをご存じでしょうか?

代表的なのは「焼く」「蒸す」「軽く焼いて蒸す」の3つですが、なかには揚げてあったり、揚げてから蒸すなんて合わせ技も…!

作り方によって食感も変わり、同じ具材でも違った印象になるので、食べ比べてみるのも楽しいです♪

 

こんがりパリッと!香ばしい香りも魅力の「焼き」

「焼き」タイプのおやきは、家庭で食べられていたスタイルに最も近く、パリッとした皮が特徴。

当時は農作業の合い間に食べられるように、いろりの灰にそのまま埋めて焼いていたんだとか。

おやきに灰がくっついてしまうこと必至のワイルドなスタイルですが、それはそれできっとおいしかったんだろうなーと思います!

おやき

(出典:写真AC)

 

ちなみに今は、いろりなどの火の近くで焼くのが一般的みたいです。

おやき

(出典:写真AC)

 

しっとりつるつるの皮!最もポピュラーな「蒸し」

現在では最もポピュラーな製法である「蒸し」。

扱っているお店も多いため、このタイプを食べたことがある人も多いのではないでしょうか?

生地をしっかりこねてから熱々の蒸気で蒸し上げるおやきは、しっとり・つるんとした食感。

地域や家庭によっては、生地にベーキングパウダーを加えて、ふっくら軽い食感にすることも。

蒸しでも2種類の食感があるなんて…蒸しおやき…なんてすごいやつ…!

おやき

(出典:写真AC)

 

薄皮で具沢山…!やわらかく食べやすい「焼き&蒸し」

水分多めの生地で作られるのが「焼き&蒸し」タイプ。

やわらかい生地は伸ばしやすく、薄い皮を作れますが、一方で崩れやすくなるという面も。

先に焼き固めておくことで、蒸している間の崩れを防ぐというわけですね。

薄皮のおやきは、もちろん具材が主役。

地元名産の野沢菜、信州みそを使ったなす味噌、山が多い長野らしいきのこ…と、私はいつも中身まで長野らしいおやきを買ってしまいます。

おやき

(出典:写真AC)

 

具材×皮=無限大?!愛すべき個性豊かなおやきたち

実は今回、具材も調べてみたのですが、これが多いのなんの。

既にあげた具材のほか、「たくあん」や「ねぎ味噌」、「にら」、「ひじき」…などなどおかず系が充実しているのに加え、最近では「チーズ&きのこ」「カレー」「りんご」「チョコ」と進化系おやきも続々登場。

たいていのものは受け止めてしまう、おやきの包容力とたくましさが見えます。

さらに皮の種類も組み合わさって、まったく同じものはひとつとしてありません。

長野県を訪れたらぜひ、個性豊かなおやきの中から自分の「推し」を見つけてくださいね。

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