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スター・ハート・リボン・アヒル…アナタの知らない箸袋箸置きの世界

スター・ハート・リボン・アヒル…アナタの知らない箸袋箸置きの世界

待ち時間の空腹を、最高のスパイスに!!

ごちそうがやってくるまでの待ち時間、皆さんは何をして過ごしますか?
TwitterやFacebookのチェック?
それとも、雑誌を開いてのんびり過ごす?
美味しいごちそうを待っている時間は、何をしていてもワクワクが止まらないですよね。
でも、せっかくごちそうを食べにきたのだから、待ち時間を“食に関すること”をして、楽しんでみませんか?
今回おすすめするのは、箸袋を使って折る箸置きづくりです。
きっと、美味しい料理がより一層美味しく感じられると思いますよ!!
作り方をシンプルに解説した画像もご用意しましたので、お手持ちのスマホにダウンロードして、是非実践してみてくださいね!!

スター箸置

スター・ハート・リボン・アヒル…アナタの知らない箸袋箸置きの世界

どんな柄の箸袋でも、キレイに仕上がる楽しい箸置です!!
難易度:★☆☆

スター・ハート・リボン・アヒル…アナタの知らない箸袋箸置きの世界

ハートの箸置き

スター・ハート・リボン・アヒル…アナタの知らない箸袋箸置きの世界

見た目以上に簡単に作れるので、是非挑戦してみて下さい!
難易度:★☆☆

スター・ハート・リボン・アヒル…アナタの知らない箸袋箸置きの世界

リボンの箸置き

スター・ハート・リボン・アヒル…アナタの知らない箸袋箸置きの世界

形がとってもキュートです。他の箸置よりちょっと難易度高め。
難易度:★★☆

スター・ハート・リボン・アヒル…アナタの知らない箸袋箸置きの世界

アヒルの箸置き

スター・ハート・リボン・アヒル…アナタの知らない箸袋箸置きの世界

複雑そうに見えますが、作ってみると案外簡単。慣れると1分以内で作れるようになりますよ!!
難易度:★★☆

スター・ハート・リボン・アヒル…アナタの知らない箸袋箸置きの世界

飲み会や合コンの話のタネにも!!

おいしいごちそうの待ち時間を彩ってくれるステキな箸置きたちですが、手軽に作れるので、話のネタとしても活躍すると思いますよ!!
ぜひ皆さんでシェアしてみて下さいね~!!

Written by おかちまちこ

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【改めて知りたい世界の食作法】生と死をつなぐ橋?箸のタブーとは

突然だが、世界には3種類の食の作法がある。手食、フォークナイフ食、箸食である。人口分布は、それぞれ世界の人口の40%、30%、30%ほどだという。今回は、世界を分かつ3つの食作法に迫ってみたいと思う。

嗚呼、麗しの手食文化

食べ方には、エリア宗教、それからもちろん、食べる物も関係している。
まずは、世界で最も多いとされる手食文化について。手食文化とは、文字どおり手でモノを食べる文化のことだ。手食文化が発達しているのは、東南アジアから中近東、アフリカにかけてとオセアニア地域。私たちが思っている以上に広い。

手食文化は、回教(イスラム教)やヒンズー教圏で広まった食文化であり、その裏には「食べ物は神から与えられた神聖なものである」という考え方がある。また、「食器や、箸・フォークなどの食具は汚れたものであり、手が最も清浄なのだ」という宗教的戒律に基づいているのだという。

Children Eating, India

手食文化には、独自のルールが定められている。例えば、食事の前後には必ず手を洗って口をすすぐこと、食べ物は床の敷物の上に並べること、片膝を立てるかあぐらを組んだ姿勢で食べること、来客時には男女別々に食事をすること、などである。また、食べ物に触れることが許されるのは右手だけとされており、親指、人差し指、中指の3本の指をスプーンのようにして食べる。3本の指では、食べ物の熱さや冷たさ、硬さや柔らかさも直に感じることができるのだ。つまり、手食文化とは、味覚、嗅覚、聴覚、視覚に、触覚をも加え、五感で味わうことのできる贅沢で感覚的な食べ方なのだ。いやはや奥が深い手食文化である。

気分は鬼平犯科帳? アサリ・アオヤギ…春の旬な貝で江戸の味を楽しもう

気分は鬼平犯科帳? アサリ・アオヤギ…春の旬な貝で江戸の味を楽しもう

春の海の風物詩、潮干狩り
関東では3月頃から潮干狩りの人たちをみかけるようになります。
そんな潮干狩りでとれるアサリ。そしてアサリに混じって獲れることもあるアオヤギ。
普段あなたはどうやって食べていますか?

江戸前の海で豊富にとれる貝は、江戸の人々にも馴染み深い味でした。
グルメで知られる池波正太郎の小説「鬼平犯科帳」にも、そんな江戸の貝料理が出てくるのです。

気分は鬼平犯科帳? アサリ・アオヤギ…春の旬な貝で江戸の味を楽しもう

鬼平の思い出の味「深川飯」

鬼平犯科帳のテレビ第1シリーズ第23話「用心棒」の中で、深川飯を食べるシーンがあります。

鍋の中でぐつぐつ音を立てる汁の中から、おたまでねぎとアサリをすくい、飯にかけ、それを平蔵にさしだします。

猫殿「またお頭も、物好きな・・・」
平蔵「猫殿、これがうまいのだ。昔々な、おやじに勘当されたとき、もう3日3晩飲まず食わずで屋敷の周りをうろつきまわってな。やっとのことで、門番のお袋にこうしてねぎとアサリの深川飯をふるまってもらったときの、そのうまさといったらもう・・・こうして思い出しただけでもよだれがたれるわ」
猫殿「でも、これはあの、醬油味でないと」
平蔵「いや何をいうんだい 深川飯は味噌に限る」
猫殿「いえいえ。なんとおっしゃろうと醬油味でございますよ!」

互いに譲らない二人を遠くから見ていた奥方が声をかけたところで、二人の小さな言い争いは終了します。

気分は鬼平犯科帳? アサリ・アオヤギ…春の旬な貝で江戸の味を楽しもう

深川飯とは?

そもそも深川めしって何なのでしょう?
簡単にいえば、アサリの入ったご飯。アサリの入った汁物をご飯にかける、いわゆるぶっかけの形と、アサリを炊き込んだ炊き込みご飯の形があります。
農林水産省選定の「農山漁村の郷土料理百選」でも東京都の郷土料理の一つとして選ばれた一品です。

深川飯 Fukagawa Meshi

「深川」は現在の東京都江東区の地名で、貝の産地として有名でした。
その深川の漁師が仕事の合間に手早く食べていたのが深川飯のはじまりといわれていますが、深川以外でも、貝のとれる地域では他にも同じようなご飯が伝わっているようです。

現在の江東区も海沿いですが、江戸時代はの深川のほうにも海岸があり、ハマグリ、カキ、バカ貝(あおやぎ)が名産でした。
今の深川飯といえばアサリが定番ですが、江戸時代にはバカ貝で作られていたともいわれています。

鬼平犯科帳劇中の長谷川平蔵は、若いときは本所深川を放蕩三昧で遊び回っていたようですが、実在の平蔵も少年時代を本所の母の実家か、長谷川家の屋敷で過ごしていた可能性もあるそうです。
深川は「本所・深川」と並び称されるように、隣り合った地です。
平蔵が深川の名物だった貝類を食べていたのも不思議ではありません。

ソバ好きな江戸っ子もよく食べた「あられそば」

気分は鬼平犯科帳? アサリ・アオヤギ…春の旬な貝で江戸の味を楽しもう

鬼平犯科帳では深川飯の他にも貝を使ったいろいろな料理が登場しますが、そのうちの一つ、現在はあまり見かけなくなったのが「あられそば」
小説では「ふたりの五郎蔵」の中で女性の密偵が立ち寄ったそば屋で、密偵達が注文したそばです。

あられそばとは、海苔とバカ貝(あおやぎ)の貝柱をいれた蕎麦のこと。
日本料理ではさいの目切りよりももっと細かいサイコロ状にする切り方を霰に見立てて「あられ切り」といいますが、具のバカ貝がこれと同じようにあられに見えることからこの名がつけられたようです。

江戸末期のそばの値段を見ると、以下のような相場だったようです。

そば      16文(普通のそば)
あんかけうどん 16文
あられそば   24文
花巻そば    24文(浅草のりをかけたもの)
天ぷらそば   32文(芝エビの天ぷらをのせたもの)
上酒一合    40文
(『江戸のファーストフード』講談社 より)

それぞれのそばのちょうど平均的な価格あたり。庶民にはなじみのあるそばでした。
現在のおそば屋さんではあまり見かけませんが、2月あたりに期間限定でメニューに載せるお店もあるので、見かけたらぜひ味わってみてください。

気分は鬼平犯科帳? アサリ・アオヤギ…春の旬な貝で江戸の味を楽しもう

関東では潮干狩りの季節。
旬の貝を使って、鬼平気分で江戸の味を楽しんでみるのも、また粋ではないでしょうか♪

Written by ハヤミ

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るろ剣も!明治人がみんなメロメロだったのは文明開化の音がするあの食べ物!

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文明開化の音がする…

今までの文化と価値観がガラリと変わった明治日本。幕府が倒れ政府が誕生し、色々な物が急速に変わっていった時代です。
国が変わっただけでなく庶民達の文化も変わっていきます。武士と言われた人達がいなくなり、食生活も変わっていく中、庶民達はある食べ物たちにメロメロにされてしまいます。その食べ物が現代人にも大人気な、あんぱん牛鍋でした。

るろ剣も!明治人がみんなメロメロだったのは文明開化の音がするあの食べ物!
牛鍋 荒井屋 万国橋 馬車道

るろうに剣心も愛した牛鍋

牛鍋発祥の地は明治時代に開港された横浜と言われています。この地に留まった外国人達が牛肉を食べている様子を見た日本人が「うまそうに食ってるから俺らも真似してみるべ」と言って真似して食べ始めた事がきっかけだそう。
最初は牛肉の臭いがキツくて嫌われていた牛鍋でしたが、牛臭さを無くす為に味噌や醤油を入れて煮てみると臭いがなくなりなくなり食べやすくなりました。その後も味を改良していった結果、割り下(合わせ調味料)と共に肉や野菜を入れて食べる、今のすき焼きに似たスタイルになっていったそうです。
明治時代の剣客の話を描いた漫画「るろうに剣心」でも牛鍋を食べるシーンが何回も描かれており、2012年に公開された映画版でも、佐藤健演じる剣心たちが、非常に美味しそうに食べています。

るろ剣も!明治人がみんなメロメロだったのは文明開化の音がするあの食べ物!
るろ剣も!明治人がみんなメロメロだったのは文明開化の音がするあの食べ物!

©ワーナー・ブラザース

牛鍋とすき焼きとの違いは?

牛鍋とすき焼きってあんまり変わんなくない?と思われたそこのあなた!!牛鍋とすき焼きは全然違います。関西から伝わってすき焼きは、砂糖と醤油を鉄鍋に入れて熱してから、お肉を焼いて食べるもの。一方の牛鍋は、鉄鍋に合わせ調味料である割り下・野菜・お肉を入れてグツグツ煮込んだものなのです。

るろ剣も!明治人がみんなメロメロだったのは文明開化の音がするあの食べ物!

©ワーナー・ブラザース

当時の横浜では多くの牛鍋屋が存在しておりましたが、東京大震災の時に多くのお店が焼けてしまいました。しかし今でも当時の牛鍋が食べるお店が横浜にまだありますので、明治時代の人達が好んで食べた牛鍋を味わいたい方は今すぐ横浜へGO!!

明治時代に作られ、明治天皇も大好きだったあんぱん

日本を代表するパンであるあんぱん。今でも有名な菓子パンとして人気が高いですが、このあんぱん実は明治時代に誕生したパンってご存知でしたか。このあんぱんを製造したお店の名を木村屋といいます。そうです。むしパンやジャムパンで有名なあの木村屋が、日本で初めてあんぱんを製造したお店なんです。木村屋の創業者と息子二人で心血注いで作ったあんぱんを初めて販売し始めたのは銀座の地でした。あんぱんは明治人の舌に合い、あっという間に口コミで広がり大変好評だったそうです。

Kei Onoさん(@kchan1211)が投稿した写真

こうして庶民に大人気なパンとなったあんぱんですが、明治天皇もこのあんぱんが大好きでした。明治天皇が水戸藩のお屋敷に行幸された時、木村屋の創業者達はあんぱんを献上します。この時いつものあんぱんにさりげない工夫を仕掛けておりました。
あんぱんを献上した季節はちょうど桜が満開となっている春でした。そこで彼等は桜を塩漬けにしてあんぱんの上にひとひら乗せてから献上します。このあんぱんを食べた明治天皇は大いにお気に召したそうで、皇室ご用達として知られるようになります。この皇室御用達になった4月4日をあんぱんの日とし、今でもカレンダーに記載されております。

牛鍋とあんぱんの話を書いていたら無性にあんぱんと牛鍋が食べたくなってきました。とりあえずあんぱんを今からコンビニ行って買って食べ、明日の夜ご飯はすき焼きにしてみます。みなさんもあんぱんとすき焼きを食べる時には明治時代の文明開化に湧いた頃の日本人へ、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

Written by 廉

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冬にぴったりの「けんちん汁」実はあの県の郷土料理だった!

冬にぴったりの「けんちん汁」実は○○県の郷土料理だった!

光り輝く東京の近くにある、ちょっと地味?な、あの県

東京の南に位置する神奈川県ですが、多くの人にそのイメージを聞くと、「神奈川?横浜があるところ?」「ぶっちゃけ何があるのかよくわからない」などなど、聞かなきゃよかったと思う意見ばかり……。そう、地味な場所です。神奈川出身者ですら、「だいたい、横浜のイメージでしょ」「最近は、湘南や鎌倉、江の島のイメージじゃない?」とうっすらとした魅力しか思い浮かばず……。そんなことないはずだ!きっと神奈川にも他県に負けず劣らず、素敵な魅力があるはずだ!!
今回は、生まれも育ちも神奈川県!なエダマメが、神奈川県の新たな魅力をお伝えします。

けんちん汁って、知ってる?

神奈川県民なら、誰しもが知る「けんちん汁」
ネギや里芋、にんじんなどの野菜をごま油で炒め、油揚げを入れた後、だし汁やしょうゆなどで味付けをして、「くずした豆腐」を入れて煮込んだ、寒い冬に嬉しい具だくさんの汁ものです。お椀に入っている様子は、豚汁にそっくりなのですが、豚汁とは異なる部分がたくさんあります。

1.野菜をごま油で炒めるか否か

けんちん汁は、必ず野菜をごま油で炒めます。このごま油の風味が、より良いけんちん汁を作るのに大事なのだとか……。

2.味付けが違う

豚汁は、冬にぴったりな味噌で味付けをするのに対し、けんちん汁は醤油で味付けをします。

3.肉が入らない!

豚汁は、読んで字のごとく、「豚肉」を入れますが、けんちん汁はもともと精進料理だったため、肉類を入れることはNGなのです!

4.ダシが違う

先ほど言ったように、けんちん汁は精進料理のため、だしも「昆布」や「椎茸」からとったものを使います。豚肉のだしが効いた豚汁とは違い、味気ないのでは?いえいえ、そんなことはありません。優しい味わいは、体だけじゃなく、心にまで染み渡るのです!

冬にぴったりの「けんちん汁」実は○○県の郷土料理だった!

具だくさんなけんちん汁!

冬にぴったりの「けんちん汁」実は○○県の郷土料理だった!

こちらも具だくさん!な豚汁。見た目はほぼ、同じ……

けんちん汁は、その場しのぎで生まれた!?

さて、本題。けんちん汁の発祥地は、神奈川県、北鎌倉なんです。え、本当?こじつけじゃないの?と疑うことなかれ!れっきとした由来があるのです!

昔々、全国から修行僧が集まることで、有名な北鎌倉「建長寺」で大きな法要が開かれることになりました。しかし、あまりに多くのお客さんが来てしまったため、豆腐が不足する事態に……!そこで、料理をしていた修行僧の一人が、「豆腐を崩して使えばいいじゃない!」とひらめき、たくさんの野菜と一緒に煮込んだものを出すことにしました。すると、この料理が評判に!このことから、「建長寺汁」と名付けられました。それが、たくさんの人に伝わる過程で訛りが出て、現在の「けんちん汁」となったとされています。僧侶がその場しのぎので作った料理が、まさか現代でも愛されることになるとは……。神奈川すごいぞ!

けんちん汁

これはけんちん汁!

地味とはもう言わせない!神奈川だって、ヤミー!な街

神奈川出身の私ですら、郷土料理だとは知らなかったほど、ポピュラーな食べ物として普及した「けんちん汁」。寒い時期にぴったりな「けんちん汁」をはじめ、他にも「かんこ焼き」「横須賀海軍カレー」など、神奈川の郷土料理や発祥の料理はたくさん!東京から電車で30分も揺られれば、たどり着くことができる神奈川県!ぜひ、あなたの舌で、神奈川のヤミー!な郷土料理を味わってみてください!

Written by エダマメ

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インパクトありすぎ!長崎銘菓「こいがし」のハードボイルドな実態を調査!

甘ーい恋菓子かと思った?

「恋菓子」と聞くと、あなたはどういうものを思い浮かべるだろう?ハートの形をしたクッキー、いちごクリームのたっぷり詰まったマカロン、ちょっぴり苦味のきいたチョコレート、などなど。「恋するフォーチューンクッキー」と歌にあるように、恋愛×菓子とはよくいった組み合わせで、要するに「恋菓子」とは胸がドキドキする恋愛のような魅力が詰まったお菓子、というところだろう。

いずれにせよ、最近近所の小学生にエアガンを突きつけられても屈しなかったほどのハードボイルドな私には、軟派な「恋菓子」などはまったくもって無縁の食べ物である。

え?鯉菓子…?恋じゃなくて、鯉…?

初恋の味とか、食べたら恋がしたくなるとか、そんなキャッチコピーとともに世の中に無数に出回っている「恋菓子」。では長崎銘菓の「鯉菓子」はどうだろう?

鯉菓子…?

菓子×魚、…なんとなく、薄ーいせんべいの表面に水彩画みたいに鯉の泳ぐ姿が描かれていて、一口食べたらパリッと小気味のいい音が聞こえてくるような、そんな昔ながらの和菓子のことなんじゃないの…?と、予想したそこのあなた。それは大きな間違いだ。

板チョコは瓦のように重ねてチョップで割って食べる、ポッキーやプリッツは必ず20本ほど束ねてから一気に食べる、というお菓子の食べ方一つでもハードボイルドを貫いてきた私だが、さすがにこの「鯉菓子」を最初に見た時は、度肝を抜かれた。

ご覧いただこう。これがその、「鯉菓子」である。

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気持ち悪い。

ちょっと気持ち悪すぎはしないだろうか。もちろん批判しているわけではない。ただ、ちょっとだけ見た目に問題があるような気がするのだ。だってこれは菓子×魚などではない。これはもう魚だ。まんま魚。名前だけを聞いて、甘ーい恋菓子と勘違いした世の中の女子が、そのギャップに気絶しかねないほどの強烈な見た目である。

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私は変わった見た目のやつは大好きだが、ドン引きしている人を安心させる為にも、ここで一応説明をしておく。この鯉菓子は、端午の節句の時期になると長崎県内で流通する、長崎の伝統的な銘菓の一つである。「こどもに強く、自由に育ってほしい」という意味が込められている鯉のぼりにちなんで、子どもに親しまれるお菓子として鯉の姿をした和菓子が、長崎の各和菓子専門店によって作られているのだ。

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だがよくこの鯉をみてほしい。子どもに親しまれるというよりは、どちらかというと嫌われ者の顔をしていないか。人をからかっているかのような丸い瞳、おしゃべり上手にみえる大きく開いた口、かすかに黒を纏ったその姿、どう考えてもこいつは悪役ハードボイルドだ。私は大好きだが、子どもにはこの大人の渋さがわからないだろう。

鯉菓子、実食

見た目はいかにも曲者で食えないやつだが、この鯉菓子は食べられる。どうやって食べればいいのかわからないので、とりあえず包丁で切り込みをいれてみることにした。

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はみ出てきた。

予想以上にじんわりはみ出てきた。中の黒あんがゆっくりとはみ出てきて、ハードボイルドな私でも思わず「ひっ」と声を上げてしまった。

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今一度確認するが、これはお菓子である。

焼き魚でも、肉厚なステーキを食べているのでもない。お菓子を食べているのだ。食べながらこんなにお菓子を食べていると実感できないお菓子が世の中に存在するだろうか。長崎名物恐ろしや…

見た目ばっかり気にして、恋愛にうつつを抜かしている世間の七夕男も、この鯉菓子を見習ってハードボイルドに生きてほしい。

でも、さすがにちょっとは見た目にも気を使おうね…

Written by ヤマダリョウ

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タイの大衆魚の決定版!プラーニンの名前の由来に見つけた日本との深い関わり

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プラーニンってどんな魚?

この写真の魚、アジア好きの人ならどこかで見たこともあるかもしれません。大衆魚で調理法のバリエーションも広く、多くの人に楽しまれている魚で、タイでは「プラーニン」と呼ばれています。

写真はプラーニンを揚げた料理で、タイ語で「プラーニン・トード(揚げ)」と呼ばれています。揚げたての身をほぐすと肉厚・ほっくほくでおいしい!淡水魚なので全く臭みがありません。あまりにおいしそうなので急いで頬張ると、熱がこもっていてアツいアツい! 小鉢にはソースが2種類。パクチー・青唐辛子・ライムなどで賑やかな味のシーフードソースは、すっぱからさが病みつきになる味。このソースのスパイシーさが、一層魚のジューシーさを引き立てます。もうひとつのソースは、おなじみナンプラー。日本でいう醤油にあたる、タイの食卓では欠かせない調味料です。においが気になる人もいると思いますが、タイ歴5年のわたしはもう慣れました。ないと落ち着かないくらいです。

プラーニンの原産はアフリカのスーダンのあたりで、学名はその土地柄から「ナイルティラピア」。ナイル川のナイル、です。雑食で繁殖力が強く、世界中に生息しています。日本にも輸入されていますが、あまり食用としてはお目にかかる機会がないですね。

プラーニンの調理法のバリエーションは多種多様。スチームボート(ライム蒸し)のプラーニン・ヌンマナーウ、塩をまぶしたグリルはプラーニン・パオグルアヒマ。どうやって食べてもおいしい、まさに万能魚。

プラーニンが繋ぐ、日本とタイの歴史

プラーニンは、「プラー」が「魚」で「ニン」が「名前」という意味。その由来を調べてみると日本と縁の深い、おもしろい背景がありました。

さかのぼること今から50数年前、当時タイでは食糧事情が思わしくありませんでした。今では世界一のコメ輸出国にまでなっているタイですが、そんな時期もあったのですね。厳しい状況を聞いた魚類学者でもあった昭和天皇・裕仁天皇が、タイの現王様プミポン国王に、このナイルティラピアの幼魚の養殖を導入することを提案しました。国王は王室プロジェクトでこのティラピアを繁殖させることに成功、その成果は瞬く間にタイ全土に広がりました。この背景を受けて、華僑系タイ人が魚を裕仁天皇の「仁」の字をとって「仁魚」と名付け、これがそのままタイ語に音写され、現在のように「プラー・ニン」と呼ばれるようになった、という歴史があったのです。

そんな日本にゆかりのあるプラーニン。日本でどこまで行ってもマグロの刺身が出てくるように、タイを旅行するとどこでも食べられます。食べ方によって全く違う味が楽しめるので、飽きることのない魚です。タイ旅行の際は、是非ご賞味あれ。

Written by 元ジェット

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