【もうすぐ】ハロウィンの起源~そう言えばハロウィンって何を食べるの?~【10月31日】
風も冷たくなって来てスーパーや百円ショップにはハロウィングッズが並ぶ季節になってきました。
近くのパン屋さんも店頭にジャックオーランタンを飾り出しました。
ハロウィンの時期のどこか気持ちがソワソワさせられる感覚が好きです。
お化けや魔女の仮装をしてお菓子を貰ったり、カボチャでジャックオーランタンを作ったり…
そんなハロウィンの風習が実は発祥の地ヨーロッパのものではなく
ヨーロッパから伝承したアメリカで起こった風習だというのはご存知でしょうか?
当時のヨーロッパ人の暦では冬の始まりである11月1日が新年の始まりとされていました。
そして1年が終わる10月31日はこの世とあの世が繋がり
先祖の霊と悪霊がやって来る日であると言われていました。
先祖の霊を慰め迎え入れる為、そして悪寮を追い払う為に薪き火を点し祭りを行ったことが
ハロウィンの起源と言われています。
仮装をするのも悪寮を脅かして退治するのが目的と言われていました。
当時ヨーロッパでハロウィンを代表する食べ物といえばカボチャではなくリンゴでした。
ヨーロッパでは当事、リンゴは保存が効くので冬場に重宝されていました。
先祖の霊や悪寮がやって来るハロウィンの夜は占いが盛んで
占いにはリンゴが多く使われました。
ハロウィンの真夜中、鏡の前でリンゴを食べると未来の自分や、愛する人の姿が映る。
リンゴの皮をむいて左肩越しに投げると、将来の伴侶の名前が地面に読める。
リンゴを半分に切って、その断面にいくつ種が見えるかで運勢を占う。
様々な方法でリンゴは占いのために使われていました。
またヨーロッパのハロウィンは占いの要素が付いて回るのが特徴です。
リンゴと並んで当事たくさん収穫できたクルミや
ヘーゼルナッツを暖炉の中に投げ込み恋人との関係や寿命を占った
「バーニング・ナッツ」という風習もハロウィン起源だと言われています。
またハロウィン当日には食べると運勢を告げる夢が見られるようになるという
木の実 とバターと砂糖で固めたお菓子が子供達に配られました。
アイルランドでは「ハロウィンの夜は妖精が子供をさらいに来る」と言われています。
大麦には魔よけの効果があるということで、
野菜や肉を入れて豪華にした大麦のお粥が当事食べられていました。
さらなる魔よけのために大麦の外皮をむいて蒸し上げ押しつぶした物と
塩を子供の髪にすり込む風習もあったようです。
ヨーロッパのハロウィンにはリンゴ、ナッツ、キャベツは登場しますが
カボチャが出てくるのはハロウィンがアメリカに渡ってからになります。
カボチャは当事ヨーロッパでメジャーな食べ物ではなく
ジャックオーランタンはカブから作られていました。
ちなみにこのジャックオーラタンタン、ちっとも愛らしくなく
日本人から見るとただただ禍々しい雰囲気に包まれています。
文化の違いが伺えますね。
↑カブで作られたヨーロッパ版 ジャックオーランタン 参考画
ところでハロウィンの時に食べる食べ物…と言われると何が浮かびますか?
なんとなく肉やピザを食べているイメージがありますがコレを食べる!という
定番の料理、というものは特に無く代わりに
お化けやジャックオーランタンをモチーフにした食べ物が多く食べられるみたいです
一方、ヨーロッパのハロウィンでは今でもアイルランドの伝統料理、コルカノンが多く食べられます
コルカノンはマッシュポテトにキャベツを加え牛乳やクリームを加えて煮込んだもので
従来のマッシュポテトにキャベツを加えるのが特徴です。
こんな文化の違いも意識してみると、より一層ハロウィンが楽しめるのではないでしょうか。
by tori
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