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春はあけぼのと桜餅、意外と知らない桜餅の歴史

新しい年号が発表されました。「令和」 という言葉の響きは個人的にとても爽やかで

前向きな気持ちになれる良い年号だな、と思います。

今年の春は新年号発表があったことで例年以上に新しい何かが始まる、

という期待感を強く覚えた気がします

そんな新しい春に感化され、無性に桜餅が食べたくなったので近くのスーパーに買いに行きました。

 

桜餅…あったあった…と思いパッケージを見ると「道明寺」 という見慣れないシールが貼られています

はて、自分が食べたいのは桜餅なのに道明寺とはこれいかに…などと思いつつ購入、

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餡の甘さと、塩味の桜の葉の風味と微かな苦みが美味しかったです。

ホントに葉っぱも丸ごと食べていいのか、と微妙な葛藤を覚えつつ完食。

 

ちなみに「道明寺」 というのは道明寺粉という餅粉を使用した関西の桜餅全般を指すそうです。

大阪のお寺で道明寺では戦国時代、武士の保存食である干飯

(水やお湯をかけて食べる今でいうレトルト乾燥ご飯です)が作られていましたが

その時の干飯に使われていたのが道明寺粉でした。

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↑干飯は戦場での貴重な食料でした

 

ちなみに関西の道明寺に対して関東の桜餅は 「長命寺」 と呼ばれています。

こちらは桜餅の起源になったとも言われそのルーツは江戸時代までさかのぼります。

 

当時隅田川ぞいのお寺長命寺の門番、山本新六は桜の落ち葉掃除が毎日面倒で

せめて掃除した桜の葉っぱを何か再利用できないものか…と考えました。

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↑いつの時代も掃除は面倒ですよね…

 

 

考え抜いた末、桜の葉を塩漬けにして餡とお餅に巻いて食べた所これが物凄く美味しい。

これを山本が売り出すとたちまち大ブームになり、さらに徳川吉宗が近くに桜の木を植えたことで

連日春になると長命寺は花見客でにぎわい、桜餅は春の食べ物として今日まで食べ継がれることになったそうです。

 

関東で桜餅が食べられたのは江戸時代の享保2年、

それから明治大正昭和平成と長い歴史を経て桜餅は食べられ続けてきました。

 

新しい令和の時代、色々なことがあるとは思いますが

新時代の春になってからもぼけーっとしながらのんびり桜餅を楽しめたらなぁ、と思います。

tori

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