究極の蕎麦飯!?エジプトのソウルフード「コシャリ」を食べに行ってきた
先日、銀座で働く友人が「金曜にコシャリっていうエジプトの蕎麦飯を弁当で食べさせてくれるキッチンカーが銀座に来ててそれが最高に美味いんだ」と話していました。
エジプトで蕎麦飯?そもそもコシャリ…初めて聞く言葉です。
エジプトの国民食だということですが、どんな料理か想像もつきません。
気になって仕方なかったので、食べに連れてってもらうことにしました。
↑店舗ではなくキッチンカーというのが独特ですね。
この「エジプトめしコシャリ屋さん」が開店した経緯がとても面白くて
店長が死ぬ前に一度ピラミッドが見たいとエジプト旅行へ行った際にコシャリに出会い
その魅力の虜になり、コシャリを日本に広める決意をし10年来務めた会社を辞め
3日後にエジプトへ飛び向こうのコシャリレストランで修業を積み、今に至るのだそうです。
そんなわけでさっそくいただくことにしました、こちらが写真です。
ご飯と豆、フライドオニオンにエジプト風のトマトソースがかかっています。
(友人のオススメでサワークリームをかけました)
気になる味ですが、この少しスパイシーなトマトソースとフライドオニオンの香ばしさ巧みに絡みつきご飯が進みます。
ん…でも友人は蕎麦飯と言っていたような…
「蕎麦要素無くない?」 と聞いてみると 「スプーンですくってみな?」と言われたので言われたとおりにしました。
ご飯の下のほうにマカロニが入ってました。友人は「ほらな」とドヤ顔をしていました。
いや、これはすごく美味しいけど蕎麦飯ではないだろう、と思いつつトマトソースが絡んだマカロニはとても格別でした。
米とマカロニの炭水化物コンビなので食べていて思ったよりボリュームがあります。
気候条件が過酷なエジプトではすぐエネルギーを得ることが出来る食事が好ましいので具合がいいようです。
本場エジプトではマカロニのほかにパスタを混ぜて作られることも多く、
コシャリは作る人によってレシピや味が違い、それらを食べ比べるのもエジプト観光の楽しみの一つだとか。
それにしても意外なのはエジプト料理といいながら比較的洋風であることです。
どういった経緯でこの料理は誕生したのでしょう…。
調べてみると「国民食」、と言いながらもコシャリが作られたのは比較的最近で
第一次世界大戦の際にエジプトに派遣されたインド兵から伝わった料理に
同じくエジプトに常駐していたイタリア兵がマカロニを追加して食べたのが起源と言われています。
これが本当だとするとコシャリが生まれたのは今からちょうど100年くらい前ということになりますね。
文化交流の末に誕生した料理なのだとしたら洋風な要素が強いのも頷けます。
このコシャリを食べさせてくれるキッチンカーは都内では以下の場所に止まっています。
遠く離れたエジプトの味、もしよかったらぜひ一度味わってみてください。
月:大崎ガーデンタワー、火:上智大学四谷キャンパス、木:東京大学本郷キャンパス、金:新橋演舞場隣
時間:昼11:30~14:00
Written by tori
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