【なぜ人は一緒にご飯を食べると幸せなのか?~『合鍵くんと幸せご飯』を元に考える~】
(出典:https://comic.webnewtype.com/contents/kagi/)
(『合鍵くんと幸せご飯』とは?)
皆さんこんにちは!
今日はなぜ人は誰かと一緒にご飯を食べると幸せなのか? 『合鍵くんと幸せご飯』という漫画を元に考えていこうと思います。
『合鍵くんと幸せご飯』は黒麦はぢめ先生による漫画で、昔なじみの縁で長距離ドライバーの浩と半同棲することになったOLの渚の日常を描いた物語です。
浩と渚が一緒にご飯を食べる様子に焦点を当てて描かれた漫画ですが、グルメ漫画やラブコメ漫画というより誰かと一緒にご飯を食べる幸せを描いた漫画です。
今回は『合鍵くんと幸せご飯』の内容に触れながらなぜ誰かと一緒にご飯を食べると幸せなのか? 分析していこうと思います。
(仕事終わりに一緒に夕食を食べる)
『合鍵くんと幸せご飯』では度々、浩と渚が仕事終わりに一緒に夕食を食べるシーンが描かれます。
彼らは一緒に食卓を囲みながら今日あったことや、仕事で行った場所について語り合います。
浩と渚のように一緒に食卓を囲むことを「共食(きょうしょく)」と言います。
「共食」のメリットの中にコミュニケーションを図ることが出来るというものがあります。
家族や友人、職場の人たちとコミュニケーションをとれている人はそうでない人と比べて幸福度が高いと言う研究もあります。
(出典:いらすとや)
それは自分が考えていることを誰かと共有出来、誰かに自分の存在を承認されているからだと考えられます。
夕食を食べるシーンで浩も渚も幸福そうなのは二人でコミュニケーションをとれているからでしょう。
(通話しながらの夕飯)
『合鍵くんと幸せご飯』では浩と渚が一緒に食事をしない話もあります。
長距離ドライバーの浩が渚の待つ家に帰れず出先でご飯を食べます。しかし、渚が浩に電話をかけたことで疑似的な「共食」が成立し、二人は幸せな時間を過ごします。
この通話による疑似的な「共食」。
先ほどコミュニケーションによって人の幸福度が上がるという話をしましたが、この通話もそんなコミュニケーションの一つでしょう。そして顔が見えずとも同じ時間を共有しているということも幸福を感じられる要因の一つではないかと思います。
コロナ禍で人に会えず、いろんな人がZOOMによる飲み会を実施したのはもしかしたらこの時間の共有を行いたかったからかもしれません。
(出典:https://www.irasapofree.com/オンライン飲み会をしている女性のイラスト/)
(まとめ)
なぜ人は一緒にご飯を食べると幸せなのか?
おそらくそれは「コミュニケーション」が取れているから、そして「時間を共有」出来ているからでしょう。
コロナ禍になって長らく人とご飯を食べていません。
『合鍵くんと幸せご飯』を読んで、また誰かと一緒にご飯が食べたいなと思いました。
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