【おいしい絵本】ミキサー車でアイスクリームがつくれるなんて、夢みたい?
冬でも食べたいアイスクリーム
夏はもちろん、冬でもアイスを食べてしまう人、私だけではありませんよね。暖房のきいた部屋で食後のアイスを…なんていうのはあたりまえ。身体を冷やすよ〜お腹こわすよ〜と頭ではわかっていても手がのびてしまいます。
冬にかき氷を食べたいとは思わないけれど、アイスは季節知らずのデザート。とくに暑い夏は「1日1個」とじぶんでルールを決めておかないと、つい食べすぎてしまいます。
アイスクリームのある風景
アイスクリームといってもいろいろ。
お風呂上がりにほおばるひとくちサイズのミニアイス。蝉時雨を聞きながら舐めたいソーダ味の棒アイス。海外ドラマの1シーンみたいに、大きなアイスのパックを抱えてお気に入りのソファで豪快に食べるのもいいですね。駅のホームや待合所に置いてある自動販売機のアイスもたまには買ってみたい。
さまざまなシチュエーションに、さまざまなアイス。ああ、幸せ。
アイスクリームにも階級が?!
ひとくちに「アイスクリーム」と言いますが、パッケージの表記をみると「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」などとわずかに表現が違います。気がついていましたか?
この違いは、含まれている乳脂肪分・乳固形分の量。「アイスクリーム」がともに一番多くて、次が「アイスミルク」、「ラクトアイス」の順です。
同じバニラアイスでも私は濃いミルク味が好きなので、必ず表示を確認して「アイスクリーム」を選んで買うようにしています。とうぜんカロリーも高いですけれど……。
じぶんでつくれるアイスクリーム
以前、クチコミで教わった超簡単な方法で、じぶんでアイスクリームを作ってみることにしました。
空になった牛乳パックに、生クリーム(動物性脂肪)、砂糖やジャムなどの甘み、かさ増しのビスケットを砕いて入れて、ふたを閉じて上下左右に、シェイクシェイク。そのまま4〜5時間、冷凍庫で冷やし固めたら、できあがり。簡単でしょ?
「牛乳パック」「アイスクリーム」でweb検索してみると、かのレシピ投稿サイトでもおなじみの方法のようです。ヨーグルトや削ったチョコ、冷凍ベリーなんかを入れてもいいみたい。
つまるところ牛乳(乳脂肪)と甘みさえあれば、アイスクリームは作れるのです!
ミキサー車でごろごろ…アイスのできあがり?
そんなアイスクリームの基本を教えてくれる絵本がありました。『ゆうちゃんのみきさーしゃ』(村上祐子=作 片山健=絵 福音館書店)です。
ミキサー車ってセメントをかき回す、あの重機を搭載した車です。表紙とタイトルからはアイスクリームをつくるお話だとは、とても想像がつきません。
ゆうちゃんがお菓子の缶を転がしてみたところ、缶がミキサー車に変身! ゆうちゃんはミキサー車に乗り込んで、ひみつの森へ。
ハチのいる花畑でハチミツをもらい、牧場ではニワトリに卵、牛に牛乳を。最後にサルから果物をもらって、すべてミキサー車に入れてごろごろと回しながら走ります。
『ゆうちゃんのみきさーしゃ』(福音館書店)
村上祐子 作 片山健 絵
最後は雪景色のシーン。ほらあなから出て来た熊に雪をわけてもらって、できあがったのは……もう想像がつきますね。乳脂肪と甘みと撹拌と冷却。アイスの基本です。
ああ、絵本を読んでいたらまたアイスが食べたくなりました……。ミルクとハチミツのアイス、作ろうかしら。
『ゆうちゃんのみきさーしゃ』(福音館書店)
村上祐子 作 片山健 絵
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『ゆうちゃんのみきさーしゃ』(福音館書店)
村上祐子 作 片山健 絵
ゆうちゃんがおかしのカンにコップをのせたら、あらら不思議、みきさーしゃになりました。ゆうちゃんはみきさーしゃに乗って出発! 着いたところは、ひみつの森。みつばちに蜂蜜をわけてもらって、にわとりにたまご、牛に牛乳をわけてもらって、みきさーしゃのおなかの中にいれて、ごろごろ回します。
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