【オーガニック野菜をペットボトルで栽培する方法!前編 美容と食シリーズ①
こんにちは。アイルランドの田舎で半自給自足の暮らしをしている、ネイル講師&ビューティーアドバイザーのmaroonです。
美容はお腹の中からと言いますが、最近では内側からきれいにしよう!という人が増えていますね。どうせ食べるなら、農薬や化学肥料を全く使わないオーガニックフードが安心です。最近では、EUで使用禁止された危険度の高い農薬が、日本に大量に輸出されていることが調査で分かりニュースになりました。
しかし、オーガニック野菜は高くて手が届きにくいのは万国共通です。自分でつくると初期費用がかかり2年目までは元が取れません。そこで、ペットボトルと紅茶で誰でも簡単につくれるオーガニック野菜の作り方を考案しました!ここだけで、その方法を密かに教えちゃいます。
オーガニック野菜とは?
オーガニック野菜とは、農薬を使わず化学肥料も全く使わず育てられた野菜のことです。別名、「有機野菜」とも呼ばれています。肥料から殺虫剤まですべてオーガニックでないと、オーガニック野菜とは言いません。
健康に良いのは分かるけど、オーガニック野菜は栽培が結構大変なんですよね。
なめくじやカタツムリを手で一匹ずつ取り除いて、遠くに投げる作業(殺しません)は気の遠くなるような作業です。それに、オーガニック肥料の高いこと!
少しでも、楽にならないものかと考案したのが、オーガニック野菜をペットボトルでカプセル状に保護する方法です。この方法では、雨風や害虫、病気から野菜を保護できます。気軽に始められるので、お試しで育ててみたいという方にもおすすめです。
ヤミー!なオーガニック野菜で幸せな気分に
オーガニック野菜は、健康にいいのは分かりますが、それだけではありません。野菜の風味や甘みが凝縮されているのです。特に、根菜はそれが如実にあらわれます。
歯ごたえもよく、サラダを食べたときのシャキシャキ感がまったく違います。新鮮な野菜を食べることで、お日様や雨、大地のエネルギーが体の中に取り込まれ、生かされているということを感じます。
誰でも、自分は大切にされていると思うと幸せな気分になります。そんな幸せな気分でいることは、心だけでなく肌にも良い影響を与えるんですよ。
ペットボトルで作るオーガニック野菜の作り方
必要なものは、自宅にある物ばかりです。仮になかったとしても、100円ショップなどで手に入るものがほとんどです。普段ミネラルウォーターを購入しない方には、水代が出費になってしまいますが、小分けしてマイボトルに入れて外出すれば、その分ドリンク代が浮きます。
【材料】
大きめのペットボトル(円柱タイプではなく角柱タイプがおすすめです)
牛乳パックやジュースパック
フェイスコットン
カッター
ひも
パンチ
紅茶のティーパック
ペットボトルは、1ガロンなど大きめの容器の方が、植物が葉をのばせるスペースが増えるので、おすすめです。
スーパーやコンビになどではあまり売られていないので、ネットで購入することをおすすめします。Amazonでは、リーズナブルな価格で売られています。無料で配達してくれるお店もあるので、重たい水を玄関先まで運ぶの大変!という方にもおすすめです。
※配達してもらうと、重みでフタの部分がつぶれていることがたまにありますが、つぶれていても使えるので心配ないですよ。
【作り方】
①種を植える時期は、陽射しが強く温暖な時期を選びます。発芽しやすく成長も良いです。太陽がたっぷりとさす室内であれば、秋でも発芽します。(冬に育つ野菜のみ)
②牛乳パックをしっかり洗ってから半分に切り、底にコットンを敷きます。
③深さ1.5センチほど、うっすらと土を敷きます。(100均のコンポストで十分ですが、たまに昆虫の卵や幼虫が含まれていることがあるので取り除きましょう。)
④指で軽く表面を押し、深さ1センチほどの穴を作ります。
⑤穴に種を2粒づつ入れていきます。2~3年自宅で保管した種は発芽率が低いので、3~4粒づつ入れるようにしましょう。(種は使用期限が過ぎても使えるので捨てないで!)
⑥春先なら3日から1週間ほどで発芽します。発芽する瞬間は、成長する子供を見守るような気分になり、ドキドキします。
⑦茎が3~4センチほどの高さに成長したら、コットンがついたまま、ペットボトルに植え替えます。
このときに、土に紅茶の葉を(未使用のもの)をティーパック1~2個分、土の上の方に混ぜます。(ティーパックから取り出して使用してください)
【ペットボトルの作り方】
①大きめのペットボトルの胴回りをカッターで切ります。このときに、4辺のうち1辺は切らずに取っておいてください。深さは根菜の場合は深めで、サラダ菜の場合はペットボトルの半分ほどを目安に。
②底から2センチほどの高さのところに、数箇所穴を開けます。(空気の入れ替えにより根腐れを防ぎます。底に開けてしまうと、水あげの回数を増やさなくてはならないのでやめましょう。)
③ペットボトルの上の方にも、穴を数箇所開けます。空気の流れを良くすることで、野菜が病気になるのを防ぎます。小さめのプラスドライバ-とハンマーを使うと開けやすいのでおすすめですよ。
④パンチで中央に穴を開けます。フタとなる部分と底になる部分の両方に空けます。
⑤パンチで開けた穴にひもをくくりつけます。ひもは、25センチ×2ほどあれば十分です。→完成!(2つの穴を5センチ以上離すと、フタがきっちりと閉まります)
以上、小さめペットボトルハウスの作り方をご紹介しました。春には、種を植えてから10日ほどで間引き収穫ができます。最初の2枚の葉は、食べないようにしましょう。
大きめのペットボトルハウスと、お茶でできるオーガニック肥料の作り方は、次回ご紹介します!今回、ご紹介した記事の内容は、ユーチューブ動画でも紹介しています。大体の流れを知りたいかたは、「アイルランド田舎暮らし ペットボトル」のキーワードで動画検索してみてください。
ライター maroon
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