ほぼほぼウナギ!「うな次郎」食事レポ&「うな次郎」と考える未来の食卓
先日、「うな次郎」を食べてみました。
うな次郎は魚のすり身で作ったウナギの蒲焼きの練り物で、
一見、本物のウナギと見分けが付かないほど精巧に作られている商品です。
「うな次郎でご飯を作ったけど家族にバレなかった」
などというレビューも寄せられているほどの一品、
どれだけ本物に近いのか、前から気になっていました。
↑(お米は五穀米です)
食べてみました。本物より食感が柔らかく味覚も従来のウナギとは少し違う気もします。
本物でないとわかった上で、注意深く食べた感想ですので
予備知識がなかったら本物と見分けがつかないかもしれません。
また差異があったとしても食品として非常に美味しいです。
チラシ寿司やひつまぶし、巻き寿司など違った食べ方をすることで更に差異は感じなくなると思います。
うな次郎を食べて本物に近いものが安価で食べられることの有難さと深く感じました。
同時にウナギが絶滅機種である、ということについて強く考えてしまいます。
ウナギの絶滅理由については諸説あり、
ウナギを食べ控える事が絶滅回避に繋がるとは一概に言えません。
本当にウナギを食べたい時に我慢するというのも不自然な気がします。
とはいえ食べる数を減らしたり、代用品を食べる機会を増やすことも意義のあることだと思います。
また「食べて応援!」というのは丑の日に謳われる
ブラックジョークのようなフレーズだな、と聞くたびに思いはするのですが
その「食べて応援」と表示されている商品の多くは売り上げの一部が資源回復に使われています。
そういった形で我々に支援出来ることもあると思います。
ウナギに限らず、数々の魚が絶滅危惧種として存続を脅かされています。
その一因に乱獲のほかに我々が捨てるゴミや汚染による環境破壊が考えられます。
捨てたラ-メンの汁で汚れた水域を魚が住めるようにするには,
お風呂の水約4杯分が必要という痛々しい研究結果が確認されています。
人が自然に対して与えたダメージは我々が思う以上に深刻です。
このままだと今まで通りの魚が食卓に並ぶことが難しくなるとも言われています。
これからの未来の食事のために改めて日ごろから可能な範囲で環境問題を意識して、
自分に何が出来るかを考えることがとても大切なのではと思った次第でした。
by tori
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