日本一薄い和菓子！？熊本名物「松風」と熊本グルメ

先日、母からリンゴやら柿やら色々と食べ物が届きました。

いくつになっても親からの気遣いは有り難いし嬉しいものです。

僕が甘党なのでよくお菓子を送ってくれるのですが、その時にもらった

和菓子がとても美味しかったので紹介したいと思いました。

くまもと名物松風

この松風、日本一薄い和菓子と言われています。

しかし開けてみた感じ特に薄い感じは見受けられません

薄い？なんのこっちゃ…と思いつつ

上品な基調の包みをほどくと…

このように薄板状の焼菓子が。

小麦粉、てんさい糖、地卵で作った

記事の表面に芥子の実の粉が散りばめられています。

この１枚１枚が本当に薄いです。その厚さ1.,2ミリ、驚きの薄さです。

機械で切ると切断面の圧力で食感が変わるということから

職人さんが丁寧に包丁で手切りしているという匠の技が光る一品です。

食べた瞬間、その薄さによる軽やかな食感と

上品な甘さのハーモニーが口の中に広がります。

まろやかな甘さと芥子の粉による少しシナモンに似たスパイシーな風味が絡み合い

どんどん食べてしまいます。

気がついたらあっという間に平らげてしまいました。

この「松風」　室町時代から存在する由緒あるお菓子で

当時の支配者「菊池一族」が京の守護に当たった際に

熊本へ製造法を持ち帰ったのが起源とされています。

「松風」のほかにも熊本は数多くの伝統的、魅力的な食文化があります。

その１つが「馬刺し」です。

今から４００年前、肥後熊本初代藩主の加藤清正が

朝鮮出兵で食べるものがなくて仕方なく馬を食した際、

それが美味だったことから馬肉を食べる風習が一斉に熊本に広がりました。

今では熊本は馬肉の生産量が日本一！！

馬肉は解熱作用があったことから、当時はとても重宝されました。

チップ状にした揚げにんにくと黒いマー油（にんにくを揚げた油）が

特徴的な熊本ラーメンも熊本の大事なご当地グルメです。

実は必ずキクラゲが入っていることも熊本ラーメンの条件だと言われています。

熊本県にしか存在しないと言われる中華料理「太平燕（タイピーエン）」も名物グルメの一つです。

元になった中国料理はアヒルの卵を使ったスープワンタンですが、

ワンタンの代わりに春雨を入れるのは熊本のオリジナル。

ヘルシーだと好評で熊本を訪れたら欠かせないグルメとなっています。

他にもサクっとした食感としたピリっとした辛さが堪らない辛子レンコン、

ミディアムレアに焼かれた赤い肉の断面が食欲をそそるあか牛丼、

獲れたてのエビやヒラメ、カンパチ、タイ、ウニなどがふんだんに乗っかった海鮮丼…

と美味しいものが盛りだくさん！！上げたらキリがありません。

今年～来年にかけて美味しいものがとにかく色々食べたい！！

という方は熊本に足を運んでみてはいかがでしょうか？

by　tori