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【新札】渋沢栄一は何をした人?氏の偉功と食文化の開拓について

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2024年をメドに新紙幣が一新されることが先日発表されました。

新しい1万円札に「資本主義の父」 と呼ばれた渋沢栄一氏。

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この発表を聞いて 家族の前では 「ああ、そう来たか…」 などとしたり顔でうなづきながら

その場で慌ててこっそりwikipediaを見ていたのは僕だけじゃないと信じたいです。

 

それくらい渋沢氏は功績に対し知名度がいまひとつマイナーなイメージがあります。

資本主義の父…という呼称も何やら抽象的ですし。銀座のママみたいな…。

 

乱暴に説明すると渋沢氏は現みずほ銀行、現帝国ホテル、東京海上保険…

といった有名企業、その数おおよそ500の設立に関わりました。

まさに日本資本主義社会を先陣切って切り開き今日の日本経済システムを作り上げた

「開拓者」なのです 資本主義の父という異名もダテではありません。

(↑エラそうなこと言ってますが全部後になってwikiで調べた知識です)

 

先陣を切って後人を導くことに成功した人間は何であれ厚く敬うべきだと思います。

ヨーロッパに初めてアメリカを紹介したコロンブス、

月に降り立ったアームストロング船長…、電球を発明したエジソン…

彼ら先駆者の努力が我々の生活を豊かにしてくれています。

また、これは食べ物に於いても同様のことが言えます。

 

ちなみに話は少し逸れますが、先述した渋沢氏は好物について

「甘いものは好きで良く食べる。中でも飴が一番よい。食事は芋と茄子が一番旨い。

オートミールは毎日食べるようになった。オートミールは大変旨い。

あっさりしていて、あれを食べないと食事をしたような気がしないね。

と語っています。近代経済システムを作った偉人にも関わらずどことなく素朴な人柄が感じられるな、と思いました。

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↑資本主義の父の大好物です。

 

話を戻すと、「よく最初にコレ食おうと思ったよな」 というものが世の中には溢れかえっています。

キノコ、ウニ、イクラ、納豆、フグ…数えあげるとキリがありませんが

先駆者達の果てない勇気と犠牲のおかげで我々はこれらの食品を楽しむことが出来ています。

 

そんな中で虫食が日本で今ひとつメジャーにならなかったのは先人たちも

「これはヤバいな…やめておこう」 と踏みとどまってくれたからでしょう。 

虫嫌いな自分としては過去の偉人達の英断に感謝するばかりです。

 

そんな一見グロい食べ物の中でも時に「よくコレ、行ったなぁ…」 と驚く食べ物がなまこ です。

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フォルム、色、触感…人間がイヤがる要素をかたっぱしから詰め込んだ

「神様のイヤがらせ」 としか思えない生物なまこ、

初めてなまこを口にした人間の胆力は賞賛すべきだ、と夏目漱石も「吾輩は猫である」の中で述べています。

 

普通の神経をしていたら、口にしようとは思いません。

それでも未来人の豊かな食生活のために敢えて己を犠牲にして試食に及んだのでしょう…涙なしでは語れません…。

 

…と思って調べて見たら史実は色々あるみたいですが

中国人が死刑囚に無理やり食べさせてみた結果、美味しかったので

食卓に並ぶようになった…のだそうです。ひ…酷い…。

 

死刑になるくらいだから何か悪事を働いたのかもしれません

とはいえ、死ぬ間際にこんなものを食べさせられたんじゃ浮かばれないよな…と

名も知らぬ中国人に酷く同情します。

 

そして渋沢氏の開拓精神と食文化のチャレンジ精神を絡めて話をするつもりが

あんま関係ないオチになってしまったな…と反省する次第です。

 

by tori

 

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