【海外ドラマ頻出料理】デス妻・ブリーとリネット、対極な2人の対極なミートローフ
リネットのミートローフは「アメリカの代表的な手抜き料理」らしいけど…
外ではやり手のキャリアウーマン・リネット、家に帰るとわんぱく坊主たちの子育て。常に超忙しい彼女がよく作るのは、材料を混ぜて型に入れてオーブンに入れておくだけでできる「ミートローフ」でした。
ミートローフは、アメリカの忙しいお母さんたちの手抜き料理の代表と言われている一品です。それでも、作中でリネットのミートローフは夫のトムと子どもたちの大好物。手抜きと言われようがなんだろうが、愛情のこもった手作り料理はやはりおいしいものなのでしょうね。「手抜き」なんて言ってしまったら失礼かもしれません。
ブリーの「ケイジャン・ミートローフ」はアメリカ南部の家庭料理?
一方、ブリーのミートローフの話は、100回記念のエピソード、ウィステリア通りの住人みんなに愛された、心優しい便利屋さん・イーライのお葬式のときの回想シーンに登場します。
夫レックスと喧嘩したブリーは、いつか本にしようと書きためたレシピ集をゴミ箱に捨ててしまいますが、その一部始終をたまたま水道管の修理に来ていたイーライが見ていました。
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数年後、突然夫が亡くなり、先が見えず呆然としているブリー。そこにイーライが現れ、ブリーを励ますとともに、「これ、いつか必要になるかもしれないと思ってとっておきました」とブリーが捨てたはずのレシピ集を手渡します。
「この中のケイジャン・ミートローフ、私も作ってみました。とてもおいしかった、私の大好物ですよ。」このレシピ集が、のちにベストセラーとなるブリーの料理本の元になったのです。
アメリカのお葬式は料理の持ち寄りが基本。イーライが亡くなった時、ブリーはこの出来事を思い出し、持ち寄りにはケイジャン・ミートローフを作ろうと決めたのでした。
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「ケイジャン」は「ガンボ」や「ジャンバラヤ」が代表料理であるアメリカ南部ルイジアナ州の料理です。「ケイジャン」というミックススパイスもあり、このスパイスを使うと「ケイジャン料理」が簡単にできます。ケイジャンスパイスが入るミートローフは、ひと味違って風味豊かになりそうですね。
ヤミー!でも、過去にケイジャンスープである「ガンボ」を取り扱った記事がありました。