【家飲みを楽しもう!】本場のアイリッシュパブ料理「Colcannon」を紹介

アイルランド料理の歴史は大きく分けて3つに分けられることを、以前記事ご紹介しました。
1つ目は鉄器時代、次に中世のアイルランド料理、そして3つ目がイギリス統治時代のアイランド料理です。アイルランドがイギリスの植民地だった中世後半から20世紀にかけて、アイルランドにはさまざまな食材がイギリスから伝わりました。今回ご紹介するアイルランド料理「Colcannon」(コルキャノン)は、16世紀にイギリスから伝わったジャガイモと、フランスから伝わったバターや生クリームを使用した、アイリッシュパブでも人気の料理です。では、作り方や実際に食べてみた感想をご紹介します!
アイルランド料理「Colcannon」の作り方
【材料】(1~2人分)
ジャガイモ 4個
玉ねぎ 1個(動画では玉ねぎの代わりに長ネギを使いました。長ネギのほうが、日本人の味覚に合う気がします)
キャベツ 4枚
ケール 一掴み
ベーコン 2/3パック
生クリーム 1パック
バター 大さじ1
塩 (最後の味付けは塩のみです)
【作り方】
①最初にジャガイモの皮を剥いて、乱切りにします。どうせマッシュポテトにしてしまうので形は適当で大丈夫です。
ただ、あまり大きく切ったり不揃いに切ったりすると、煮る時間に差がでてしまうので、なるべく同じ大きさに切るようにしてください。
②残った野菜とベーコンをすべてみじん切りにします。ベーコンの大きさは、より滑らかな食感が好きな方は小さめに、ベーコンの歯ごたえを楽しみたい方には大きめに切ることをおすすめします。
③ジャガイモ全体が浸るくらい水を入れて、中火~強火で煮ます。この時、蓋を少しだけあけておくと、吹きこぼれがないのでおすすめですよ。
④ジャガイモを煮ているあいだに、切った野菜をバターで炒めます。アイルランド産のキャベツやケールは硬く、火が通るのに時間がかかるので、動画では先に炒めていますが、日本の野菜はやわらかいので、先にベーコンを炒めてからでも大丈夫ですよ。
⑤野菜がしんなりしたら火を止めて、冷まします。
⑥ジャガイモに火が通ったら、ゆで汁を捨ててマッシュポテトにします。この時、先に生クリームを入れるとより大雑把なマッシュポテトになります。時間は多少かかりますが、滑らかさを求めるならば、マッシュしたあとに生クリームを混ぜることをおすすめします。
⑦マッシュポテトに炒めておいた野菜とベーコンを入れて、よく混ぜます。
⑧最後に塩で味付けしてできあがり!
Colcannonを食べてみた感想
伝統的なレシピの場合、こしょうをたくさん入れるので、パンチが効いているそうです。そのため、ギネビールのような滑らかなビールと一緒に頂くとちょうど良いのですが、今回参考にしたレシピは、こしょうを入れずに塩だけで味付けをします。そのうえ、牛乳を使わずに生クリームを使用したおかげで、だいぶマイルドでコクのある感じに仕上がりました。ギネスビールも合いますが、エールやラガーの方が合いそうです!
味は、ベーコンの香りとケールの苦味が口のなかで、うまい具合に融合しています。この苦味は少しクセになりそうな感じです。ジャガイモとビールの組み合わせは、満腹感を与えるのでたくさんの量は食べられませんが、おつまみにはちょうど良いと感じました。
今回は、アイリッシュパブでも人気のアイルランド料理「Colcannon」をご紹介しました。ちなみに発音は、コルキャノンです。ぜひ、お家で本場のアイリッシュパブの気分を楽しみましょう!
ライター【maroon】
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