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3粒で540円!?謎に包まれた宇宙食、食べてみた!

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デヴィット・ボウイの「Space Oddity」という曲が好きです。

ボウイが2001年宇宙の旅にインスパイアされて作った宇宙飛行をテーマにした曲で

美しいメロディ、宇宙の壮大さと虚無感、ボウイの女性以上に妖艶な色香のある声

それらが折り重なったボウイにしか書けない名曲だと思います。

 

https://www.youtube.com/watch?v=iYYRH4apXDo

 

(サムネ表示されると嬉しいです)

 

宇宙と言えば子供の頃見た 「ドラえもん のび太の宇宙開拓史」という映画に出て来た

宇宙食を思い出します。

コルク栓のような豆粒がぽつんと1粒だけお皿に載っていた劇中の宇宙食の印象はとても強く、

未知のテクノロジーで栄養が凝縮されていて少し食べただけでお腹はいっぱいになる、

味は得体が知れない…そんなイメージが宇宙食にあります。

 

宇宙食は無重量状態で狭い宇宙船の中で効率よく食べられ栄養豊富であること

長期保存が可能であること、強い匂いがしないこと

簡単に砕けたり液体が飛び散らないこと、特別な調理器具を必要としないことが大事です。

 

さらに初期の宇宙食は喉に食べ物がつまるのではという不安から、

チューブに入ったものやペースト状のものが多くとても評判が悪かったそうです。

その後、人間は無重量状態でも問題なく食べ物を飲み込め、消化できることがわかり、

宇宙食の進化が始まりました。

水を加え温めるだけで食べられるフリーズドライ食品、インスタント食品が多く作られ

味に対する研究も進められ、とても美味しく食べられるそうです。

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↑実際の宇宙食、お湯だけで普通の食事と変わらず食べられます

 

 

先日、そんな宇宙食を購入する機会がありました。

味や食感が想像できない物のほうが面白いと思い

なんとなく先述したドラえもんの映画に出てきそうなものをチョイス。

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3粒で540円、なかなか高価ではあります。

 

さっそく頂いてみます。

……美味しい。味は本当にプリンそのものの味で触感はとてもサクっとしています。

それが口の中でフワフワととろけて口の中が幸せです。

とにかく食感がクセになるあっという間に3つを平らげてしまいました。

食べただけではわからないけど値段に伴い栄養価も高いのだと思います。

 

無重力状態でプリンを食べるのは想像するとなかなか難しそうけど、

孤独の宇宙空間でせめて少しでも食事を楽しみたい、

そんな葛藤を満たすよう上手く出来てるな、と思いました。

 

宇宙食を食べながら宇宙に思いを馳せました。

地球上の砂粒よりも銀河系の星の方が多い、今も宇宙は膨張している

金星では硫酸の雨が降る、木星では地球2つ分の規模の台風が300年続いている

宇宙服は1着10億円、そのうち9億円が生命維持装置に使われている

宇宙空間はアジア料理、焼けたステーキ、金属が溶けた匂いがする…

 

宇宙の話はどれもこれもスケールが違い過ぎて聞くたびに驚きがあります。

ちなみにそんな危険で未知の空間を命を賭けて冒険する宇宙飛行士の給料は

NASA職員と同じ額でだいたい400万~1000万と言われています。

意外と安い…?と思うのは僕だけでしょうか。

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