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恋が叶う?チョコレートの効用とバレンタインの歴史

 

今年もバレンタインの季節がやって来ました。

40近いおっさんの僕にはバレンタインデーなんて

もはやただの平日でしかないのですが、

なんとなくこの時期になると街が少し浮かれた空気に

包まれた気がして楽しくなります。

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そんなバレンタイン、キリスト教の聖者ヴァレンティヌス

2月14日にローマ帝国で殉教したことが起源になった

というのは割と有名な話だと思います。

 

今から約1750年前、当時のローマでは士気の低下を防ぐため

兵士たちの結婚が禁じられていました。

しかしバレンティヌスは兵士たちを哀れみ

彼らのために結婚式を上げていました。

そして結婚式を止めろという皇帝の命令に最後まで逆らったことから

2月14日、家族と結婚を司るローマの神ユーノーを祀る祭典の前日、

生贄に捧げられたと言われています。

結婚を守護した聖者を、よりにもよって家族と結婚を司る神様の生贄に捧げる

辺りにローマ帝国の悪意を感じます。

チョコレートが喉を通らなくなるような血生臭い話です。

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ヴァレンティヌス

 

それからバレンタインデーはキリスト教徒にとっても

家族や恋人を祝う祭日になっていきました。

そしてチョコレートを送る風習が出来上がったのは

つい最近、19世紀に入ってからです。

 

バレンタインはチョコレート会社の陰謀だなどとよく言われていますが

実際その通りでチョコレートを送る習慣は

イギリスの製菓会社のプロモーションに寄って広まっていきました。

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そんなチョコレートの起源もバレンタイン同様とても古く

紀元前にまで遡ります。

 

チョコレートの原料カカオは古代メキシコで発見され、

当時はとても高価で「神様の食べ物」と呼ばれ、

毒蛇に噛まれても大丈夫、不老不死になる効果がある、

と言われたスーパーフードでした。

当時のチョコレートをカカオを潰しドロドロにした液体に

バニラや唐辛子、スパイスを入れた飲み物だったと言われています。

16世紀のメキシコ皇帝モンテスマは

1日50杯ものチョコレートを飲んでいた、そうです。

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その後、やがてメキシコを侵略するスペインのコルテス将軍が

侵略前、皇帝に振る舞われたチョコレートの未知の味に感動し、

部下たちにも飲ませ元気づかせたと言われています。

やがてコルテス将軍はアメリカ大陸からスペインへ持ち帰り、

ヨーロッパ全土にチョコレートが広がりました。

そんなチョコレート、不死の薬と信じられていただけあって

とても多くの効能を含んでいます。

 

チョコレートに含まれるポリフェノールには動脈硬化を防ぐ力があります。

また、血管を拡げる作用もあるので、高血圧や冷え性、血栓の予防、

心臓病リスクを減らす効果もあり、

またテオブロミンという栄養素が

神経を鎮静し精神をリラックスさせストレスを軽減し

さらにチョコレートには恋愛感情を促進させるホルモン

脳から分泌させるフェニルエチルアミンも含まれています。

そう考えるとチョコレートを恋愛イベントに渡すのは非常に理に叶ってますね。

 

製菓会社の陰謀かもしれないけど、

チョコレートの効用も色々とバカには出来ません。

僕もただの平日だ、なんてブーたれてないで

せっかくなんで2月14日は

コンビニでチョコレートを買って食べようかな、と思います。

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