宝塚観劇のお供に!大阪で味わうオードリー気分のジェラート
ローマに行ったら定番!スペイン広場でジェラート
ローマ最大の駅、テルミニからAラインの地下鉄に乗って2駅目。長い地下通路をぬけると、そこにはかの有名なスペイン広場が広がっています。
スペイン広場はローマの主要観光地の一つですが、日本ではオードリー・ヘプバーン演じる、ヨーロッパ某国のアン王女とアメリカの新聞記者ジョーのラブストーリー映画「ローマの休日」でも取り上げられた場所として有名ですね。
『ローマの休日』
©PARAMOUNT PICTURES.
アンをローマの街へと連れ出したジョーは、2人でスペイン広場を訪れます。そこでアンがイタリアのジェラートを食べるシーンはあまりにも有名で、実際に観光客がその真似をしようと、ジェラートを手に写真を撮っている光景をよく見かけます。
(今現在、残念ながらスペイン広場での飲食は禁止されています。)
いったい王女が食べたジェラートは、どんな味だったのでしょうか?きっと今もなお受け継がれている、伝統的な味に違いありません。
アン王女も食べたイタリアンジェラート おいしさの秘密
イタリアで愛されるジェラートには、3つの人気の秘密があります。
1.生クリーム
イタリアでは生クリームをジェラートに乗せるのがポピュラーな食べ方です。その為、ジェラートの美味しさとあわせて、生クリームの味も加わることが大事なポイントとなります。
2.地中海気候、硬水による果物の耕作
日本より降水量が少ないイタリアの気候は、オレンジやレモンなどの柑橘系果物の栽培により適しています。また、地下水道水が硬水であるため、イタリアでは日本に比べると味をしっかりと感じられる作物が育ち、これらの柑橘類を上手に使うことによって、ジェラートの風味が格段にアップするのです。
3.甘い物への類いまれなる追求心
イタリア人は甘い物が大大大好き。朝食では、ほとんどの家庭でケーキやビスケット、チョコレート入りクロワッサンなど甘い物をエスプレッソと一緒に食べます。毎日のことだからこそ、イタリア人にとって甘味はとても重要なこと。そんなお客様に認められるためにジェラテリアがこだわりがつめ込んだ結果、味の質が上がってきたのです。
現在では発祥国イタリアに15,000店のジェラテリアがあり、国民のほとんどが必ず1店は自分の行きつけの店があるといわれるほど。甘いモノが好きなイタリアの人々にとって、ジェラートは欠かせない大切なスイーツなんですね。
そこで今回はローマ在住の私が、おすすめのジェラテリアを紹介します!
日本でも食べられる!ローマで人気のジェラテリア
「Grom(グロム)」
Gromはトリノ発祥のジェラテリアで、今やイタリア各地にチェーン展開しています。しかし、日本ではあまり知られておらず、ガイドブックでもお目にかかることは少ない、隠れた名店です。
Gromでは、チョコレートやクリームなど定番の味はもちろん自社で製造。季節によって旬の果物だけを使用することで、シーズンごとに新鮮な味に出会えるのもGromの特徴です。
また、果物系ジェラートはフラッペとしても注文することができ、違った味わいを楽しむことができます。(私のおすすめフラッペは、秋頃に出る梨フラッペです!絶品!)
…とはいえ、イタリアに行くのはなかなか難しい…という方もご安心を。日本唯一のGromが大阪駅すぐそばにあります!
©GROM JAPAN
ジェラートはもちろん、オススメのフラッペも楽しめます!
今月14日(火)からは、宝塚歌劇団雪組が「ローマの休日」公演を行っているとのこと。梅田芸術劇場での公演もあるので、華やかな舞台で存分にローマを感じた後は、帰りにGromに寄って余韻にひたりつつ、アン王女気分を味わうのはいかがでしょうか?
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