【おいしい映画】『かもめ食堂』好きなら必見!与論島で丁寧・素朴な朝ごはん

かもめ食堂のスタッフが作った穏やかな飯テロ映画
突然ですが、『かもめ食堂』という映画をご存じでしょうか?小林聡美さん演じる主人公がフィンランドで飲食店を営む物語です。透明感あふれるフィンランドの風景はもちろんですが、主人公の作るごはんの数々に目を奪われたという方も多いと思います。そんな『かもめ食堂』の製作陣が再び集まって作られた映画が『めがね』。出演者全員がめがねをかけているという理由からタイトルがめがねになったというなんとも不思議な映画なのですが、『かもめ食堂』同様に、見た目においしいごはんが次から次へと登場します。

©めがね商会
『めがね』の舞台は小林聡美さん演じる主人公・タエコが宿泊する与論島。登場する料理の多くは、民宿ハマダの主人・ユージが作るごはんたちです。ベーコンエッグにしらすおろし、焼きたらこ、梅干し…といった普段家で食べるような、なんてことのない朝食のメニューなのですが、思わず「食べたい!!」と言ってしまいそうになるビジュアルなのです。

©めがね商会
飯島奈美さんの豪華ではないけれどほっとするごはんの数々
実は、『かもめ食堂』と『めがね』の2作品の料理を作っているのは、飯島奈美さんというフードスタイリストの方。最近では、『深夜食堂』や『ごちそうさん』などのドラマの料理も手掛けています。どちらもごはんが主役になってくる作品ですよね。飯島奈美さんの手掛ける料理は、どこかほっとするような素朴なメニューばかり。決して、高級料理のような豪勢なものではありません。しかし、落ち着く、安心して食べられるようなごはんばかりなのです。

©めがね商会
『めがね』では、ほんとうに食べたいものということを心がけて料理を作ったそう。宿で出てくる朝食というと量がたくさんあって豪勢なイメージがありますが、民宿ハマダの朝食は、普段食べている朝食の延長線のよう。いつも食べているようなメニューだからこそ、どんな味がするのかのイメージが湧いて、視聴者がすぐにでも食べたいという気持ちになるのかもしれませんね。

©めがね商会
カリカリに焼かれた半熟のベーコンエッグ
民宿ハマダの朝食のメニューのなかでも、とくに美味しそうなルックスなのがベーコンエッグ。一見、私たちがよく知っているベーコンエッグなのですが、良く見ると飯島奈美さんのこだわりがたっぷりと詰まっています。カリカリに焼かれた白身の縁や適度に半熟の黄身。普段食べているベーコンエッグとは、ひと味もふた味も違います。焦げのひとつひとつでさえ美味しさの演出なのです。記事を書いているだけでもお腹が……。

©めがね商会
めがねをかけて、ご飯を作ろう
『めがね』に登場するごはんを食べたい、という方におすすめなのが、飯島奈美さんのレシピをまとめたレシピ本。劇中に私たちのお腹を鳴らす、ちらし寿司やかき氷のレシピが掲載されています。『めがね』や『かもめ食堂』を見て、飯島奈美さんのごはんを実際に食べてみたいと思ったという方は、レシピ本を参考に作ってみてはいかがでしょうか?もちろん、めがねをかけるのも忘れずに。
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シネマ食堂
飯島奈美
映画『かもめ食堂』や『めがね』などで人気のフードスタイリスト、飯島奈美さんが映画に登場する料理とシーンを再現。観て楽しい、作って食べて楽しい1冊。『かもめ食堂』のシナモンロールから『ゴッドファーザー』のトマトパスタなど名画のワンシーンがよみがえる料理の数々。
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