仰天!?世界各国の変わった食べ物
国や民族、伝統の数だけ食文化や料理は存在します。
中には日本人から見て仰天するようなものも沢山あります。
「え?これ食べるの!?」 そんな驚きの世界の料理を今日は紹介したいと思います。
まず紹介するのはアメリカのFried Brain Sandwitch。
一見何の変哲もない揚げ物を挟んだサンドイッチですが、
このフライ、なんと生後30か月以上たった牛の脳味噌を揚げたもの。
アメリカのオハイオ州周辺で良く食べられレストランのメニューにも載っているとか。
もともとはドイツやオランダの移民がアメリカに持ち込んだそうです。どんな味がするのか想像もつきません。
このメニューの紹介文(英文)には
「バターの風味が多くを占め脳のマイルドな味覚とカスタードのような食感がウリ」と書かれていました。
肝心の脳の味の具体的に説明が無い上、英訳も自信がありませんが、
なんとなくサクサクのフライとトロトロな脳味噌が混じりあったような食感なのかな?と思います。
どちらにしろ食べるには相当な勇気がいりそうです。
とはいえ残念ながらこのサンドイッチ、今では狂牛病問題のため法的には食べられないとのこと。
次に紹介するのはメキシコのエスカモーレです。
何やらピラフのようですが…この白いブツブツしたものはお米ではなくアリの卵です。
メキシコでは昔から盛んに虫食が行われていてこのエスカモーレはメキシコのキャビアとして広く愛されています。
プチっとした食感が特徴で中からほのかな甘みのある液体が出てくる…とか。
長野県で食べられる鉢の子に食感が似ている、という話です。
こちらのほうは比較的日本でも食べやすい料理になっているので興味がある人は
「メキシコ料理 エスカモーレ」 などで検索すると食べられるお店がヒットします。
次に紹介するのは漫画 「美味しんぼ」 にも 登場していたフィリピンのゆで卵バロットです。
屋台などで多く扱われ庶民的料理として愛されています。
このバロット、孵化寸前のアヒルの卵で作っているのがミソで
殻を割るとカラダはある程度出来上がった半熟のアヒルが入っている…
というショッキングなビジュアルも有名です。
滋養強壮効果もあり、ベトナム、中国などでも多くの人に食べられています
中国ではニワトリの卵を、ベトナムではウズラの卵も同様の調理法で食べるようです。
茹でて食べる場合、産卵してから18日目が一番美味、と言われています。
殻に穴を空けてまずはスープをすすり、その後、塩、ハーブなどで味をつけて中身を食べるのが
スタンダードな食べ方です。
気になる味ですがスープは親子丼の味がしてアヒルはすでに嘴や骨が出来上がっているので
軟骨やエビのような食感がする…という食レポがありました。
日本にあるフィリピン料理やベトナム料理屋では食べれませんが
アメ横や蒲田にあるベトナム人街の食材店では売られているとのことです。
…と、このように日本人目線から見て変わった料理を好き勝手語らせていただきましたが
当然、我々も向こうの方が見たら眉をひそめるような食文化を持っています。
生卵、納豆、タコ食が海外の方から見てエキセントリックだ、というのは良く言われていますが
魚の活造り、フグ食が意外にも海外からは多く驚きの声があがっていて
海外にある「世界の変わった食事」 的なサイトにも常連として登場しています。
自分たちが当たり前に思っているものも他方から見れば奇異に見える。
だからこそ文化交流は失礼の無いよう注意が必要なわけですが、
同時にそのギャップが人間や文化の面白さだと思います。
…とはいえ、脳味噌や虫を食べろと言われたら…まだまだ心の準備が必要そうです。
by tori
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