「仄暗い水の底から」でてくるのは幽霊…じゃなくて…
夏といえば海、フェス、スイカ、そして、ホラー映画。
もうすぐ暑い夏が来る。海やフェスなどやたらイベントの多い季節だが、僕はといえば夏になれば、とにかく家でホラー映画を見まくっている。
『仄暗い水の底から』
映画『仄暗い水の底から』は、鈴木光司のホラー短編集を原作とする中田秀夫による映画作品である。中田監督は『リング』で有名であり、『リング』といえば貞子だが、こちらは水と閉鎖空間をテーマとしたホラー映画だ。全体的に薄暗い雰囲気で展開する話が「水」の潜在的な恐ろしさを表しており、観客の恐怖感を見事に煽っている。
水は恐ろしさの象徴と成り得る。たしかに、洪水や津波は恐ろしい。
だが、水は生命の源でもある。僕もミネラルウォーターや天然水をよく飲む。喉が乾いた時に飲む水は最高に美味しい。とりわけ、子供の頃の暑い夏の日に、遊び回って疲れたときに蛇口から直接飲む水は、たとえ水道水であっても抜群に美味しかった記憶がある。人間にとって水は、切っても切れないものなのだ。
ところで、味付き天然水って何?
スーパーやコンビニにいけば、ジュースやコーヒの横に並んで、沢山の種類の水が売ってあり、どれも売れ筋商品になっている。最近僕は、コンビニの陳列棚を眺めていて、小さな違和感を感じていた。しかし、なぜかだれもそれを叫ぼうとしない。そこで今回、僕はあえて叫ばせて頂こうと思う。ゴホン。
味付き天然水って何。
味付き天然水って何だろう。当たり前だが、天然水とは「天然」の「水」のことだ。天然の水にわざわざりんご味をつけたり、みかん味をつけて人工の商品にしている。まるで白色絵の具、赤入り!みたいなものじゃないか。赤色入ってたらダメだろう!白色がほしいんだよ!それだとピンクじゃんか!ていうか、何「赤入り!!」ってお得感出してるんだよ!全然お得じゃないよ!ピンクって書けよ!全然役に立たないじゃないか!
と、厚切りジェイ○ンみたいなツッコミも出てしまうくらいのもんである。
Why Japanese people!?
極秘情報:愛媛県の水道水は、実はみかん味
昔、都市伝説で、「みかんの名産地である愛媛県にはオレンジ色の蛇口があり、それをひねるとオレンジジュースが出てくる」というものがあった。「そうなのか?!」と僕は信じかけたが、「いやいや、そんなバカな」と思いなおし、愛媛県出身の友人にオレンジ色の蛇口はあるのかと聞くと「いやいや、そんなバカな」と僕と全く同じ答えが返ってきた。
しかし、オレンジジュースと違い、天然水みかん味は透明である。蛇口から出てきてもなんの違和感もないし、見た目だけでは誰も気づかない。名付けて「水道水みかん味」だ。
もしかすると、本当は愛媛県の水道からは水道水みかん味が出るのかも知れない。愛媛県民の全員が、見た目にはわからないからといって、実は口裏を合わせているだけなのではないだろうか。他県民にタダで取られたくないから、黙っているのではないだろうか。コンビニでわざわざ天然水みかん味を購入している他県の人間を、腹の中で嘲笑っているのではないだろうか。天然水みかん味は愛媛県の水道水みかん味をペットボトルに詰めただけのものであり、愛媛県はこれで莫大な利益を得ているのかもしれない。みかん大国、愛媛県恐るべしである。
愛媛県の水道水を飲もうとすると、極秘組織によって間違いなく存在が消されてしまうから、覚悟が必要である。だがあえて、近いうちに僕は愛媛県に出向き、こっそりマンホールを開けて地下の水道を調べてこようと思う。きっと仄暗い水の底から、甘いみかんの香りがするはずだ。
そんなわけないか
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