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ラーメン店花月嵐のげんこつラーメン服部半蔵食べてきた【忍者ってなんじゃ?】

 

「ラーメン×エンタメ×サプライズ」を揚げ看板メニュー

「嵐げんこつラーメン」が大人気の僕も愛してやまないラーメンチェーン店花月嵐に新作歴史ラーメン 

嵐げんこつラーメン服部半蔵が登場しました。

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コチラのお店の嵐げんこつラーメンが本当美味しくて

濃厚なコクと旨みが絡みスープが絶妙なんです。

こちらのお店では歴史の偉人をヒューチャーしたラーメンが期間限定で食べれて、

毎回誰が来るか楽しみで今回もお店に行って早速食べてきました。

(過去リンク:伊達正宗がラーメンに!?戦国武将ラーメン伊達正宗食べてきた。

 

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お店備え付けのチラシによると服部半蔵の出身地、

三重県伊賀市の名物ご当地醤油を使っているから、とのことです。

このご当地醤油に魚介ダシの旨み、そして背脂が絡み合い

今回もクセになる味になっています。ああ、ホントに美味しい…。

 

他にも服部半蔵ラーメンたらしめる様々な工夫がなされています。

 

写真では解りづらいのですが(泣)手裏剣をイメージしたギザギザのノリや

闇夜の忍びの世界を演出する黒色ナルトなんてものが添えられています。

こういうのは楽しくて好きです。

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服部半蔵と言えば忍者ですが、落ち着いて考えると忍者というのも謎な存在です。

本当に水の上を歩いたリ水中で筒を使って呼吸をしたりしていたのでしょうか?

 

さて話は少し変わりますがよかったら↓の動画を見てください

https://www.youtube.com/watch?v=K5-bmJDlIsg

 

上の動画はNINJA MAGIC という僕の大好きなスウェーデンのメタルバンドの色々ぶっとんだ曲ですが

なんだかんだで僕も忍者といえば自国のことなのに↑の動画のような知識しかありません。

この際に色々勉強してみようと思い調べてみることにしました。

 

 

まず忍者は見つかりにくい黒尽くめで屋敷に忍び込んで聞き耳を立ててる夜行性なイメージが強いですが

江戸時代は夜になったらみんな寝てるので情報収集などを行うのはもっぱら昼が多かったようです。

昼にあんな黒ずくめな格好をしていたら色々アレなので

忍者の多くは商人や町人、僧侶の格好をしていたそうです。

だから松尾芭蕉は俳句を作るフリをして東北でスパイをしていた忍者なのでは?

なんてことも言われています。

とりあえず、まぁ黒装束自体が後世の作りもの、だという説が強いです。

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次に気になるのは手裏剣です、本当にあんなものを投げつけていたのでしょうか?

これも残念ながら創作のようで、根拠の1つに実在した手裏剣というのが殆ど残ってないこと

忍者はあくまで情報収集屋で殺し屋ではないこと

あの時代でも戦闘行為は政治的リスクが高いことなどから

手裏剣が使われることはなかったようです。

 

なんだかロマンがないなぁ…と思っていたのですが

気になった水とんの術、アレは本当に実在したようです

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水とんの術といえば個人的に盗み聞きに使うイメージが強かったのですが

実際はもっぱら逃げの一手に使うものらしいです。

というのも忍者の最大の武器は手裏剣でも忍術でもなく逃げ足の速さ。

 

そのため荷物になる忍者道具をマンガのように持ち歩くこともなく

使える忍術は相手にお湯をかける、目の前で鐘を鳴らしてビックリさせるなどとても庶民的なものばかり

酷いのになるとお金を渡して逃して貰う術、なんてものもあるらしいです。

なんかトホホな印象がするのは気のせいでしょうか。

忍者と言えば優雅なイメージがありましたが苦労していたのだなぁ、と親しみがわきました

 

当時の忍者も僕も生きるのに一生懸命です。

今日はNINJA MAGICを聞いて元気を出そうと思います。

関連記事

伊達正宗がラーメンに!?戦国武将ラーメン伊達正宗食べてきた。

先日町を歩いていて 「戦国武将ラーメン伊達政宗」 と書かれた思わず2度見するようなのぼりを見つけました。

確かに武田信玄だってモチになってるし政宗がラーメンになってもおかしくないのかもしれませんが

何がどうなって伊達政宗がラーメンになったのかが非常に気になるところです。

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というわけでさっそく行ってきました。そんな気になるラーメンを食べさせてくれるお店は

「ラーメン花月嵐」、日本全国にあるチェーン店です。

こってりした味付けと旨味のあるラーメン食べさせてくれるお店で実は僕のお気に入りのお店だったりもします。

そしてその戦国武将ラーメン、どこが伊達政宗なのか気になって仕方なかったのでさっそく行ってきました。

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一見すると普通のラーメンです。お店の説明文によるとこのラーメンを伊達政宗たらしめているものは

「仙台みそを使用している」 ことなのだそうです。なるほど。

 

食べてみた感想はとても美味しくて濃厚な味付けがたまりませんでした。

けっこう辛口な味噌の味付けに白髪ねぎの風味と食感、太い麺が絡み合って…

気が付いたら夢中になって食べさせていただきました。

 

伊達政宗の味噌に対するこだわりは半端なものではなく城の中に自分が納得する味を作るための味噌工場を作ってしまうほど。

豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に他の戦国武将が持ち込んだ味噌は皆劣化してしまった中、

伊達政宗の持ってきた味噌は全く痛まず朝鮮の地でも美味しく食べれた、というエピソードもあります。

そんな100パーセント伊達政宗プロデュースの仙台みそを歴史を超えて気軽に食べられるのは本当に

いい世の中だなぁ、と思います。

 

ちなみにこのラーメン、具材にお麩が入っているのですが、このお麩も実は仙台名物の食材なのだそうです。

濃い味噌のスープを存分に吸ったお麩の食感はとても美味でした。

またナルトも入っているのですが(ナルトが入ったラーメンというのを久し振りに食べました)

見た目の彩りを忘れない政宗を意識した盛り付け なのだそうです

ちょっとそれはこじつけじゃないかなぁ…(笑)と思いつつ、伊達政宗の料理同様

も食べる人間を持て成す気持ちを感じることの出来る心地良いラーメンでした。

濃い味付けの味噌ラーメンが好きな人は是非一度食べて見て下さい。

 

そしてこの戦国武将ラーメン、第2弾だそうで、第1弾は誰だったのか気になるところですが

きっとこの先、第3弾、第4弾と新しいラーメンが出てくるのだろうと思います。

戦国武将もラーメンも好きな僕としてはとても楽しみです。

 

by tori

”深い生活”をしよう 食べる事=好きな事を楽しむ伊丹十三映画「タンポポ」

食べるという事自体を好きになる映画

伊丹十三監督の大名作「タンポポ」は、食べ物愛と人間愛がたっぷり詰まったコメディ映画だ。
物語はシンプル。主人公の宮本信子が扮するのは冴えないラーメン屋を経営するタンポポ。山崎努扮する通りすがりのトラック運転手ゴローが手伝い、タンポポのラーメン屋を立派な店にするまでがメインストーリー。その合間合間に様々な食と人間が作り出すドラマがサブストーリーとして散りばめられている。
「タンポポ」に出てくる食にまつわる物語は、どれも観ていて気持ちがいい。食べるという事自体を好きになる映画だ。

伊丹十三 タンポポ

(c)東宝

魅力的なキャラクターにまつわる食のエピソードたち

「タンポポ」は、何故ここにこのサブストーリーが…みたいな難しい事は考えずにそれぞれのシーンに泣き、笑い、楽しんでいくことをお勧めする。

フランス料理店に行く会社員達の話では、自分の食べたいものをちゃんとオーダー出来る本当の食通なのが、立場も年齢も一番下の平社員だけというのが滑稽。

伊丹十三 タンポポ

(c)東宝

危篤の妻に炒飯を作らせる父親のエピソードも素敵だ。亡くなった直後の妻の前で「死んだかーちゃんが最後に作った炒飯だ、冷めないうちに食べろ!」と、子供と共に泣きながら食べる姿にはこっちまで涙してしまう。

伊丹十三 タンポポ

(c)東宝

また、役所広司扮するヤクザの、食とエロスの楽しみ方にはドキドキしてしまう。恋人の腹の上でエビを踊らせたり、生クリームをつけた乳房にかぶりついたり……これから観る貴方のドキドキを奪いたくないのでこれ以上は、是非スクリーン(画面)を観ながら鼻息を荒くして欲しい。 他にも多種多様なエピソードが現れるが、主演の宮本信子、山崎努は勿論、渡辺謙、役所広司、洞口依子等、今は大御所の役者達の若い頃が観られるのも楽しい。

【餃子注意】下北沢の餃子を食べ尽くせ!

東京・世田谷区は下北沢。
本多劇場をはじめとした数々の劇場、多くのライブハウス、点在する古着屋や雑貨店、そして無数の居酒屋・カフェ・バー…様々な食と文化が入り混じる、まさにヤミー!な街。
この街で行われる「餃子の旅」へのお誘いを受けたので、嬉々として行ってきました!

メンバーは20~30代の女3人。
ルールは簡単。各店でストイックに餃子のみを食べて、できるだけ多くの店舗を巡ること。(もちろんビール付き。)好きなものを食べていいのは最後の店だけ、というもの。

1店舗目:第三新生丸

まずは、今回の旅の参加者中最年少かつエンゲル係数の高さNO.1が選んだ居酒屋・第三新生丸へ…こちらは八丈島の食材をふんだんに使ったお料理が自慢のお店。 早速生ビール!と、焼餃子を注文!

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羽根!!!!!!

こちらの餃子、もう言っちゃいますけどこの日3人の一番の評価を叩き出した逸品。
餃子ひとつひとつが大きくて、皮はモチモチ厚くて、焼けた底がパリッパリ。タネはじゅわーーっとジューシーかつ肉感がっつり、パンチの効いた強気なニンニクのバランスが余りにもばっちり。青ネギとゴマが入った餃子のタレがついてくるのですが、これがまた絶品!餃子との相性が抜群なのでした。
3人で食べながら、「最高OF最高」「人生ナンバーワン餃子」といった言葉が飛び交いました。本当に全くその通りなのです。

それにしても何故一軒目を居酒屋にしてしまったのか…誘惑が多すぎる…
早速ルールを「おなかに溜まらないものなら1品は頼んで良い」と変更することに。意志が弱いってこういうことです。
結局「鯵のなめろう」を頼んで、ビールもお代わりする始末。しかもこのなめろうが!叩きたての鯵にしょうがと葱がたっぷり。お酢をつけて食べると味が変わっておいしいよ、というアドバイスに従ってみると、あまりの感動に大声が出るほど。いっそこのままここで飲もうよ、という誘惑を涙を飲んで断ち切って、お会計。

北海道グルメが一挙勢ぞろい!国内最大級の「北海道フェア」@代々木公園に行ってみた

東京、代々木公園に集結!「北海道フェアin代々木 ザ・北海食道」

9/28(木)から10/1(日)まで、東京・代々木公園野外ステージ前イベント広場で行われたグルメイベント、「北海道フェアin代々木 ザ・北海食道」に行って来ました!

北海道グルメが一挙勢ぞろい!国内最大級の「北海道フェア」@代々木公園に行ってみた

今回訪れたのは、2日目の29日の金曜日。天気にも恵まれ、会場は大勢のお客さんで賑わっていました!

北海道グルメが一挙勢ぞろい!国内最大級の「北海道フェア」@代々木公園に行ってみた

北海道フェアは、国内最大級の屋外型北海道物産イベントです。
グルメに関するブースは全部で50店以上
東京にいながら北海道グルメを食べ尽くせそうです。

会場は代々木公園野外ステージ前イベント広場。
毎週末、数々のグルメイベントが開催されている場所です。
ステージ上では音楽をはじめ様々な催しが行われ、会場に華を添えていました。

朝食は軽めに済ませ、お腹の準備は万端。いざスタートです!

カニと酢飯のマリアージュ!蝦夷番屋・絶品の限定かに甲羅めし

お腹がペッコリ空いたので、とにかく炭水化物が食べたい!
そこで1品目は、蝦夷番屋さんのかに甲羅めしをチョイス。
こちらは50食限定、会場でしか食べられない「地元めし」に指定された一品です。

北海道グルメが一挙勢ぞろい!国内最大級の「北海道フェア」@代々木公園に行ってみた

かに甲羅めし、ビジュアルのインパクトが半端ないです!
カニの身とご飯をよく混ぜて食べるのですが、ご飯はふっくらと炊かれた酢飯で、カニとの相性が抜群です。
もちろんカニの身はとってもジューシー
そしてごはんの下にはなんと、カニミソが隠れているのです!
このカニミソはコクが濃厚で、思わず日本酒が欲しくなってしまいます…。

北海道グルメが一挙勢ぞろい!国内最大級の「北海道フェア」@代々木公園に行ってみた

かに甲羅めし、カニの身・酢飯・カニミソのマリアージュが絶品でした!

地方ラーメンの新興勢力!長崎「オールウェイズ」の○○○とんこつラーメン

地方ラーメンの新興勢力!長崎「オールウェイズ」の人気メニューはレモン載せ!

中華の街・長崎の新興勢力!行列のできるオールウェイズらーめんに密着

ヤミー!読者の皆様は、どんなラーメンが好きだろうか?私は断然とんこつラーメンが好きだ。
しおや醤油や味噌が好きだという方には、ぜひとんこつ派になっていただきたい。
…とんこつ?食べた後重いし、カロリー高いし、脂っこいし…今回はそんな方にとんこつ派になってもらうべく、わたしの行きつけであり、地方ラーメンの新興勢力である九州は長崎のラーメン屋を紹介したいと思う。
その名も「麺也・オールウェイズ」である。

地方ラーメンの新興勢力!長崎「オールウェイズ」の人気メニューはレモン載せ!

「麺也・オールウェイズ」は、週末になると行列ができる長崎の有名ラーメン店だ。
元は商店街の端に細々と開業したラーメン屋であったが、最近では長崎駅ビルアミュプラザに、3店舗目が開店されるほどの超人気ぶり。
長崎の人間からしてみると、商店街の端にあったあの小さな店がアミュプラザに店を出すなんて…トランプ氏が大統領になるよりもビッグニュースである。
「オールウェイズ」の店名の由来は、“いつまでも、ずっと長崎人が通うようなラーメン屋になりたい“という思いだそうだ。私も毎日とは言わないが、週末でも平日の夜でも浜町に来たら大抵ここに来るようになってしまった。いつまでも、通い続けたい「秘密」が、確かにここにはあるのだ。

地方ラーメンの新興勢力!長崎「オールウェイズ」の人気メニューはレモン載せ!

ラーメンうまし!サイドのぎょうざは絶対に頼むべき!

「オールウェイズ」のとんこつラーメンは、カロリーたっぷりのチャーシューラーメンだ。ボリューム大、おねだん850円
長崎には中華街があるため、ラーメンの味は家庭的で落ち着いた味の店が多い。特に、隣の隣の県、「博多」のラーメンに比べ、スープ・麺共に滑らかな口当たりが印象的で、スープはとんこつの旨さがしっかり詰まった奥深い味わいである。店それぞれではあるが、コクのわりに後口はさっぱりとしていて、麺は、博多ラーメンと比べるとやや太麺でストレートであることが多い。
一方で、オールウェイズのラーメンは博多風に寄せていくこともなく、かといって長崎の家庭的なラーメンを踏襲してもいない…まさに新興勢力のラーメンの味である。

地方ラーメンの新興勢力!長崎「オールウェイズ」の人気メニューはレモン載せ!

オールウェイズにきてラーメンを単品で食べるだけではもったいない。サイドメニューにあるぎょうざは絶対に食すべきである。
国産の黒豚を使用した甘味たっぷりコクウマぎょうざは、ラー油につければ口の中でとろけること間違いなし。密かにダイエット中の私にとって、圧倒的な天敵ではあるが、オールウェイズのラーメンとぎょうざだけは勘弁してもらいたい。ここのラーメンを食す楽しみは、何物にも代えがたいのだ。
みなさんもぜひ腹をすかしていくことをお勧めする。赤身と脂身のバランスが良いトロリとしたチャーシューを追加してもいいし、長崎のブランド卵を使ったよく味のしみた煮卵を追加してもいい。これだけの幸せを食べられるならば、一週間の食事をコッペパンと水だけにしてもいいぐらいだ。。

そして伝説へ…長崎人をやみつきにした攻めメニュー・レモントンコツらーめん

商店街の小さな店から駅前ビルに進出し、地元で伝説を打ち立てたオールウェイズだが、そのカリスマ性の秘訣はメニューにあった。

地方ラーメンの新興勢力!長崎「オールウェイズ」の人気メニューはレモン載せ!

こちらは、レモントンコツらーめん。えっ、ラーメンにレモン??と思う人も多いと思うが、見た目のインパクトもさながら、上質なトンコツスープだからこそ、レモン独特の爽やかさが予想外にマッチしているのだ。薄くスライスされているレモンが数枚。その上にたっぷりのネギとコショウがのる。ラーメンの風味を邪魔しないレモンの枚数も絶妙。グッとした旨味と甘味のあるトンコツスープにレモンの爽やかなすっぱさと淡い香りが重なって、よりさっぱり頂けるイレギュラーな一品。このラーメン屋に足を運ぶ事があったら間違いなく食べるべきだと思う。

なお、オールウェイズの営業時間は、11時から24時までの13時間ぶっ通しの営業。遅めのランチでも、飲み会の締めにも嬉しい店である。
24時って閉まるのが少し早くないか?と思う方もいるかもしれない。
だが、長崎の中華街近辺を24時以降歩いていると、中国人女性から『マッサージ、イカガデスカ!?』とカタコトの日本語でたびたび誘惑されてしまうのだ。
そんな酸っぱい想いをしてしまう前に、良い子の皆さんは、24時までに「レモントンコツらーめん」を食べてじゅうぶん酸っぱい想いをして、お利口さんのまま、寝床に帰っていただきたいものである。
もし遊び足りない方がいたら、オールウェイズのラーメンを食べて箔をつけ、再度行動を開始するとよい。長崎の夜は「麺也・オールウェイズ」が閉店しても、オールウェイズ明るいので、ご安心を。

Written by マッツん

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市民権を得よ!今こそ「うどん」のカタカナ系麺類化だ!

UDON

博多ではラーメンと同等に市民権を持つうどん

UDON』という映画がある。あの『踊る大捜査線』の本広克行監督による、うどん愛に溢れた究極の「うどんムービー」である。

私は福岡生まれの福岡育ちで生粋の博多っ子だ。博多といえば一般的にはラーメンを思い浮かべるだろうし、うどんといえば香川を思い浮かべるだろう。映画『UDON』の舞台も香川である。しかし、ここで衝撃的な事実を皆に伝えたいと思う。

うどん発祥の地は実は「博多」なのだ。その証拠に、福岡市博多区にある「承天寺」には、うどん発祥の碑が建てられている。また、福岡県内のうどん店の数はラーメン店とほぼ同数存在し、福岡最強と謳われるうどん屋、牧のうどんは県民のソウルフードなのである。

提供:福岡市

ラーメンには決して負けていない うどんの良さ

それにしても、ここ十年くらいのラーメンブームはなんだろうか。最近はラーメンフェスなるものが日本各地で行われており、ますます世の中のラーメン教、いやラーメン狂の信者は増えるばかりである。このままでは、日本の政界にラーメン党ができてしまい、ラーメン税が施行されてしまわんばかりの勢いである。

ここで苦言を呈したいのだが、最近のラーメンは高い。うちの店は秘伝のスープで、長期熟成のため深みがありますよ、真心こめた自家製麺にこだわっているから、麺にまで味 とコクがしっかりと染みわたっていますよ、など言うが、高いもんは高い。ハチマキ巻いて店の前で腕組んでる暇があったら、回転数を増やして安くしていただきたいものである。

そこで、うどんである。

ラーメンに比べて、うどんの慎ましさよ。ふとしたときに、優しく提供される一杯。寒い日に食べれば、包み込むように芯から温めてくれる出汁の効いたスープ。疲れていても食べやすく、するっと入ってくる麺。けっしておごり高ぶらない「うどん」。なんといっても、うどんは安い。400円くらいで食べられる。なんて控えめな麺類なのだろうか。

もし、顔面にぶつけられるような機会があったら、迷わずラーメンよりうどんを選ぶ。うどんのふわふわさと、一本筋の通った生き方。かっこいいではないか。ラーメンがEXILE系のイケメンだとすれば、うどんは向井理のような爽やかなイケメン。もはや、抱かれたいとすら感じてきた。うどんがan・anの表紙になるのも近い。

乗り越えられないネーミングの壁

僕はうどんの地位向上を訴えたい。同じ麺類なのにこの差はなんだ。原価が違うから…と言う人もいるだろう。だが、待って欲しい。本当にそうだろうか。うどんも、カツオや昆布で出汁をとるし、ネギや、天かすがのっているだろう。ネギ乗せ放題の店もたくさんあるではないか。原価に大きく差はないはずだ。

では、両者の全国における人気の差はどこから来るのか。この全人類の疑問に対する明確な解答を、僕は長年(三日)の研究によって見つけたのである。

それは、名前である。

何言ってんだお前、脳みそまでうどんになったのか。と、言いたい気持ちは分かるが、もう少し聞いていただきたい。

つまり、こういうことなのである。

ラーメンは「カタカナ系麺類」であるため人気が高く、値段も高く、うどんは「ひらがな系麺類」であるため人気がカタカナ系麺類に及ばず、値段が安いのだ。

例えば、カタカナ系麺類のパスタのペペロンチーノ。ニンニクと鷹の爪、ベーコンくらいしかはいっていないのに1,000円くらい取られる。対して、ひらがな系麺類の蕎麦はざるそばで高くても600円くらい。

このお値段そのままで、カタカナ系麺類に対抗し、博多ラーメンのように全国的に人気を獲得するにはどうしたらよいのだろうか。答えは簡単である。ひらがな系麺類も呼び方を変えてしまえばいいのだ。問題は「呼び方」、たったそれだけだ。

今こそ博多を見習え うどん「カタカナ系麺類」化計画

さぁ、今こそ立ち上がろうではないか。博多を見習い、全国でうどんの地位向上を目指すのだ。

手始めに今後はうどんを「ウディーニ」 そばを「ソヴァ」と呼ぶのはどうだろうか。ひらがな系麺類から、カタカナ系麺類へ、間に合わせの偽装工作である。お酒の名前とか、どっかのエライ神様の名前みたいになったが、気にせず使ってみることにする。賛同者募集。

注:筆者は週4でラーメンを食べます。

Written by ドクさん

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『崖の上のポニョ』母が魔法をかけるあの味は…

ノスタルジックにほっとする思い出の味

なんだかお腹がすいてきたな。のんびりとした日曜日の午後。
でも家にはインスタントのラーメンしかない。
一人暮らしをしているとついつい手抜きしがちなわたし。
冷蔵庫を開けてみると、ネギと卵とハムがあった。
ネギを細かく刻んで、卵をゆでて、お湯を注いで、最後に大きめのハムをそっとのせる。

そういえば実家の母は、卵やネギを加えて、ちょっと贅沢なラーメンを作ってくれたな。
うちの両親は共働きで、小さいころからわたしは鍵っ子。
夏休みは3つ下の妹と遊んで、テレビを見ながら母の帰ってくるお昼ごはんの時間を待っていた。
忙しかった母は、よくわたしたちにインスタントラーメンを作ってくれた。
「卵のせるひと~?」
わたしが「は~い!」と答えると、真似して妹も卵のっけてたな。
そんな思い出に浸っているうちに、昔懐かし母の味、あっという間にインスタントラーメンの完成。

こうして一人、ラーメンを作ると、必ず思い出すあのシーン。
ジブリ映画、『崖の上のポニョ
魚の子だったポニョが人間になって、主人公・崇介の家でラーメンをはじめて食べる場面。

ポニョのラーメン

ふかふかの湯気と、醤油の香ばしい香りと、厚みのたっぷりあるハム。
口の中でほのかに広がるネギの甘み。
スープでほどよく柔らかくなった卵の黄身。
想像するだけで口の中がぎゅうって。わたしの中のうま味センサー発動する感じ。
映画を観ているこちらまで、思わず食欲が…

この日は大雨のせいで停電になり、家の中も真っ暗。
そんな中、家にある材料でリサ(崇介の母)がさっと作った、まるで魔法のようなラーメン
すっかり安心して美味しそうに食べる2人が、わたしを温かい気持ちにしてくれる。

忙しい中でも子どもたちのためにひと工夫してあげたいと思う、インスタントラーメンに詰まった母の愛情。
簡単に作れるラーメンだからこそ、家族の温かみと絆が感じられる。
たった3分でできあがるラーメン。
子どものころ待っていたあの3分間
わたしは待ち遠しかった…。
「まだ開けたらダメ!」
と母に怒られながら、結局我慢できずに開けて、ちょっと固めのおいしくないラーメンを食べてしまったり。
今では一人でラーメンを食べに出かけることも。
母に作ってもらっていたあの頃に比べたら身長も度胸も大きくなったかな。

崖の上のポニョ』を見ると、遠くに住んでいてなかなか会えない母を思い出す
実家に戻ったら、わたしがラーメンを作ってあげようかな。
母は何を思い出すんだろう。
自分の母親の作るラーメンの味?
小さかったわたしたちの記憶?
歳をとってしまったことの実感?
一緒にキッチンに立つのもいいな。
わたしに子どもが生まれたら、『崖の上のポニョ』、必ず観させてあげたいな。
おいしそうだよね、お母さんにも、おばあちゃんがこうやって作ってくれていたんだよって。

日曜日の昼下がり
そんなことを思いながらちょっと工夫を加えたオリジナルのインスタントラーメンを作る。

Written by えな子

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